主 2013-10-05 13:40:36 |
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・・・。私は、どうしたらいいのかな、――――。
(買い物を済ませ、ホテルまでの道のり。相変わらずルガのことを考えていた。彼はまだ若い。まだ少年である。――例え、かつて少年兵だったとしても。私がこんな裏の世界に縛り付けておいていいのか。もう何度も同じことを考えているが、一向に逢着する兆しが見えない。彼はもうこちらの世界の住人だ。今更俗世に平然と戻るなど―――。堂々巡りの思考は結果を示さず、頭を過ぎったのは弟の姿。無表情で、目は光を失っい、上記を呟けば、亡くなった弟に助けを求める。すると知らないうちにホテルに着いていて。ふぅ・・・。とため息を一つつけば、笑顔を作り部屋に入る。彼の目の前にビニール袋をぶら下げれば、ジャケットを脱ぎはじめ、道具を手に取り、バスルームに入っていく
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