魔法学園/3L可

>レイ

それは…ハヅキが人間ではないから…ですか…？(悲しげに、だが、そう思われるのは慣れている様子でつぶやき

>ウルザ

肩、貸します(立ち上がった相手の横に立てば肩を支え

>ハヅキ

面目ないです…(申し訳なさそうに呟く
(先刻からの会話が不穏だなあと思いながらもどうしようもないと諦め

あの、これ持っておいてください(相手に羽ばたき機械を渡し

＞ハヅキ
そうだね、私の飼うペットはいつもすぐ死ぬから、だから動物は嫌いかな。
（両目を瞑り下を向きながらところどころ声を曇らせながら言い

>ウルザ

気にしないでください好きでやってること…ですから(相手と密着していることで心臓が高鳴り、僅かに赤面して

ん…、ウルザ…(機械を受け取れば再び真剣な様子で相手の顔を見上げ

>ハヅキ

熱のせいで耳と感覚が優れないので、連れて行ってもらえませんか？
無理なようであればまた座らせて頂ければ幸いです(しんどそうに息を吐きながら

>レイ

ハヅキには寂しそうに見えます…(相手の嫌いという言葉が本心からのものだとは思えず、そう言葉にし


>ウルザ

ん…(コクリと頷けばただただ保健室へと歩みを進め

>ハヅキ

何かあればすぐさま私の弾丸が迎撃に向かいますから(マスケットを指差し
機械をあなたの上に飛ばしておいてくださいね？
(歩きつつ会話をすすめる

>ウルザ

ウルザは大げさです(校内でそれほど危険も無いだろうと考えるも、それでも相手の厚意は素直に受け取って｢でも、ありがとうございます｣と言い、歩みを進め

>ハヅキ

念のため…です(心残りと言いたげに

本当にわからないです…部屋なのか、廊下なのか
直線なのか階段なのか…(よろよろとし

>ウルザ

ウルザ…!?(よろめく相手を支えようと必死で相手の背中へと手をまわして
もう見えてきました…(そう言ってすぐ目の前の保健室の方を向き

>ハヅキ

すみません、迷惑をかけてしまって…(情けない声を出し
ならいいのですが…(相手任せで歩いているだけなのでさっぱりわからない

>ウルザ

ん…、着きました(保健室に入り中を見回して｢誰もいないみたいです｣と言い相手をベッドに座らせて

>ハヅキ

…すみません、病人を運ばせてしまって(頭を下げる
本当なら自力で来たかったのですが…ドアすらわからなくて
人の声がかろうじてわかる程度なものでして(しょんぼりと肩を落とす

>ウルザ

気にしなくていいです
ハヅキはウルザの助けになれて嬉しいですから(ベッド脇に腰掛けて穏やかな表情で言えば｢少し横になって待っててください｣と続け立ち上がり

>ハヅキ

…はぁ(相手の好意がかえってグサグサと胸に突き刺さる
情けないなぁ…（独り事をこぼす

(座ったままの体勢で上半身を寝かせるようにベッドに倒れ

>ウルザ

お待たせしました(しばらくして水の入った洗面器とタオルを持って戻ってくる
少し失礼します(そう言って相手のおでこに冷えたタオルをのせ

>ハヅキ

ん…(冷たい感覚がして少し気持ちがいい
備品、使ったんですか？(どこから持ってきたのか伺う

>ウルザ

寮から持ってきました(そう相手の質問に答えれば｢他にして欲しいことがあったらなんでも言ってください｣と言い

>ハヅキ

寮？…はぁ（申し訳なさで胸がいっぱいになる

いえ、寧ろうつると悪いのでもういいですよ？(笑顔を作って相手に語りかける