佐名木 だからってどうも出来ないし、諦めるに越したことはない。(独り納得したように何回か頷けば、意味もなく髪を掻きながら溜め息を一つついてはベッドに体を沈め、枕に顔を埋めて。「大丈夫じゃない‥、気分が悪くなりそうだ」と光に殺られたというようにその場にしゃがみ込むと左右に首を振って頭を押さえ、相手の問い掛けに答えて。)