主 2013-08-16 01:40:50 |
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>佐名木
お前…子供扱いしてんだろ。
(俯いた侭黙っていれば一層笑みを増す相手に僅かに口を突き出しては憮然とするばかりで。可笑しかったのはわかるが幾ら何でも笑い過ぎだろう、不満を募らせている所に漸く笑みは治まりを見せたようで。随分笑ってくれたな、だとか嫌味の一言でも言ってやろうと頭を上げようとするも頭部に心地好く圧し掛かるのは相手の手の重みで。撫でられるの等何年ぶりだろうか、僅かに目を見開き少しの間その懐かしさを甘受するがそれも一瞬の事、直ぐに止めろと言わんばかりに頭を上げては不機嫌そうに相手を見据え恨めしげな口調で述べ)
>赤城
わかったからでかい声出すな。…悪かった。
(突如として口調を荒げる相手を見据えては刹那驚いたように目を見開くも程無くして軽く眉を潜め。こういきり大声を出されては心臓が保たない、とばかりに注意を促すような言葉を掛けた後に一呼吸置いて謝罪の言葉を口にするが、何分気持ちが籠っていないだけにほんの少しではあるが棒読みになってしまい。名を名乗る事を要求してくる相手に怪訝そうな視線を向け考えるは何故名乗らなければならないのか、と言う事。知った所で呼びもしないだろうに、何より己の名を知る事によって相手が得る物は何も無いだろう。然し聞かれてしまった以上答えておくべきか、思えば自分の名を口にするのも久方振りで。「樹崎絢音だ」と簡潔に自己紹介をし)
>緋
……わかった、お前の好きにさせてやる。ただし今回だけだ。二度目は無い。
(これだけ言っても意志を通そうとする様子を見兼ねると、腹を括ろうと言うのか相手を支えた侭俯き固く目を閉じて。一度限りだ、今だけ耐えればそれで良い。何より相手の辛そうな様子を見ると結局は放って置く事等不可能なのは自分が一番良く分かっており、今までの遣り取りがあろうと無かろうと血を差し出したのであろう。自分の恐怖心の強さと中途半端な偽善とも言えよう慈善心には自己嫌悪が募るばかりで。体が強張り沸き上がる恐怖心と震えを深呼吸で抑え込むと漸く顔を上げ。その表情には既に先程の情けない面持ちは何処にも無く、真っ直ぐ相手の目を見詰めると自分ですら驚く程に冷静な口調で条件を提示し)
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