幼馴染の俺ら　【BL】

＞翠
…だろうな、お前に言うだけ無駄だったわ。つぅか一々抱き付くな暑苦しい。(ごもっとも、と半ば呆れたように溜め息つけば相手に何かを求める事は諦める事にし。相手に抱き付く癖があるのは理解の上、けれど何となく落ち着かず暑さのせいにし眉を寄せるも別段振り払う事はせず。そんなやりとりをしている内悠長に珈琲を飲む気分が削げたのか席を立てば「そろそろ行くか」と声を掛け)


＞千歳
あ？てめぇには言われたくねェよ、この性悪野郎が。(ぴくりと眉を寄せると聞いた誰もが相手に同意すると思われる程無礼極まりない言葉を突っ返し。礼を求められるも性格上素直に従える筈もなく、「は、よく言うぜ。お前が余計な事してくれたお陰でこっちは時間を無駄にしたんだよ」と鼻で笑いながらポケットに携帯をしまう非礼振り。ゴミ出しは既に済んでいるらしい言葉に納得したような表情を浮かべては「あぁ樹か…よくやるよな彼奴も」シャツのボタンを留めながら、積極的に家事に貢献する樹を感心したように見やり)


＞樹
お前少し疲れてんじゃねぇの？家事とか他の奴にもやらせろよ。暇そうな奴幾らでもいんだろ(淹れ直された珈琲が置かれれば「サンキュ」と一言告げカップを口元に運び。珈琲独自の味や香りに癒されつつ、最近の調子を語る相手に‘働きすぎなのでは’と眉を潜めながら指摘し。他の面々にも家事を手伝わせろなどと己の事は棚に上げた発言を向けて)