【 畔田 月菜 】 享也も、ね。 ( こくり、と頷いて手を握り返した。あたしの知らない内に大きくなった享也の手。何か置いてかれそうで、怖い。病室を出て行く享也に軽く手を振って見送ってから、壁に凭れかかる。手の色が異常なほどに悪い。溜息を零して、窓外の雲一つない空を見詰めた。 ) (( では頑張りましょう! 嫌になったら何時でも云って下さry、