陂 奩 2013-07-04 17:47:30 |
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( 蹄 奩 )
..好きだ。(只見えた天井に告げた言葉は、空白に紛れて消えた。小さく溜め息を吐いて、携帯を見つめる。お見合いは明日から、理事長から今日、呼ばれて、前の学園への転勤を言われた。まさか、とか思ったけど、やっぱり本当だったようだ。また、あいつに会うことになる。でも明日からはまた、普通の生徒と教師。何も他の感情なんていらない。ふう、と小さく溜め息を吐く。今頃、あいつは何をしているんだろう、駄目だ。あいつの事ばかり考えていたら、俺が離れてしまったのは、あいつを傷つけたくなかったから、好きという気持ちに嘘を吐いて、あいつを突き放した。だから、幸せになってくれよ。その文面に綴られた一文をゆっくりと呟いた。好きだ、お前が何よりも、愛してる。)
( いーや?俺は、ふつーに、同年代としか見てなi←
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