主 2013-05-13 15:52:08 |
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(戻ってきた相手の見せる三味線を眼にすると、皆がやや浮き足立って"鬼兵隊、隊長の名物だ"と囃し立て。座す相手が鎌足へと演奏中は静かになと指示する声に部下もこくこくと頷いており。)
、舞いか。なら張、…?
(隣の由美が此方を呼ぶのでそちらを見て、"折角ですし"と晋助の演奏での舞いを申し出る様子へ静かに煙管の手を止めて)
無理しなくていいんだぜ。
(申し出てくれる由美へ伝えながら、表情は優しく笑んでおり。昔を思い出すのならしなくていいと言う此方の気遣いに女性が微笑んで頷き。"きちんと見せた事が無いので、良い機会です"と此方へ言われるなり由美が晋助の方を向き。"高杉さん、どうぞ御手柔らかに"と艶めく微笑みと扇子を見せて舞を申し出ると、スッと此方の肩へ手で触れて甲板へ向かう後ろ姿を眺め、隣からいつもの体温が居なくなり。やや離れた甲板の前で晋助の撥が弦を弾くと同時、女性(由美)が扇子をあげて拍子と共に舞いを踏み始め。その艶姿へと周りで囃し立てる者、三歩歩いて二歩下がるなり、ふわりと回転して舞う振袖の艶やかさと背景にひらひらと舞う桜の雪、空気を震わせる妖艶な晋助の三味線の音も相俟ってかその姿へ見とれる者もおり。隣の張に姐さん綺麗ですねと言われるなり『そうだな。』と笑んだまま答えては)
晋助の演奏は、弾く本人もそうだが。
人を惹き付けるような音だ。
[訂正文、承知したぜ。寝惚けてまで打っているなんて可愛いもんだな…(笑)遅くまで作成してくれた背後さんには感謝だぜ。そして、ただいまだ。]
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