主 2013-05-13 15:52:08 |
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>高杉晋助
クク、晋助は優しいな。…あれでも一応、強い男だ。張なら大方、軽い瘤(コブ)でも作った程度だろう。
(相手の声へ俊敏に動く彼等二人を感心して眺めており、己なりに彼(張)を信頼しているような言葉で煙管を燻らせていると人騒がせな張がガバリと起き上がったのか、助けに来た二人に笑っているような声が聴こえ。やれやれと肩を下げつつ『本当に、ウチの無鉄砲の為にわざわざすまないな…』と晋助と助けに向かった彼の部下達へ自ら謝罪して。相手の同盟と云う言葉に相槌を打ちつつ)
同盟を組んでいる者だったのか。急にすまないな、夜兎族とはどんなものなのか目にしたかっただけでね。
(向こうを見ると鬼兵隊の紅一点と参謀が岸から上がって晋助と己の元へ寄って報告しており『すまなかったな?』と彼等へ詫びると、一泳ぎして来たらしい張が賑やかに上がってきたらしく。見るとずぶ濡れの姿に水草が頭に貼り付いており。手を振って此方の名を呼びながら上機嫌に褌一丁でスキップして来る彼へと腕を組んだまま無言の圧力で)
ああ、 絶 対 に寄るな。
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