主 2013-05-03 19:50:55 |
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、っ そっか。 ( 少し期待したばかりに、残念な思いも積る。 少女の整理をする姿をポカーン、と眺めれば。 「可愛い」 そんな感情も出てくるも、押し殺して。 「 良かった。 怒ったかと思った。 」 なんて、 相手に聞こえないような小さな声で、呟き。
御免ね 、 今度は2人分用意しとく 。 ( 申し訳なさそうに謝った後 、 笑顔で相手に再び告げて 。 カウンターの整理が終わったのか 、 今度は近くの本棚へ向かい 。 「 此の本は此処に .. っと 、 何か云った ? 」 本棚の整理を始め 、 静かになったと思っていた図書室に再びゴトゴトッと音が響いて 。
別に謝らなくて良いのに。 ( 、相手の笑顔が此方に向けられると、 少し顔が赤くなって。 椅子から立ち上がって、 相手の立つ本棚の近くに寄れば。 「 手伝う。 」 なんて、可愛気の無い様子で少女の前に立って、 相手の手に持つ、本を、3冊程度受け取ろうと手を差し伸べれば。
一応 、 ね ? ( クスッと笑み零せば 、 相手の様子伺って 。 椅子から立ち上がる相手を不思議に見詰めるも 、 己の前に立った相手の言葉に無意識に頬を緩ませるも 、 「 悪いから 、 良いよ 。 座ってて ? 」 なんて云って 。 実は 、 己の持っている本は己の背の高さでは届かない場所らしく 、 俯いては 、 先程断ったにも関わらず 、 手伝ってもらおうか 。 なんて考えていて 。
ふぅん、 そっか。 ( 相手に断られて心理的にも結構ショックを少年も受けて。 椅子に再度座ろうと試みるが、 少女が本棚の上に届かない様子で俯いているのを見れば。 相手には見えないように、本棚まで近づいて、 「 やっぱ手伝うわ、 貸せよ。 」 なんて、少女が手に持っている本を、受け取っては、 定位置の場所に本を置く、 少女の手持ちの本が無くなれば、 もう仕事が終わっているような雰囲気であったので。 「 放課後、 空いてる。 ? 」
ええっ 、 有難 .. 。 ( 俯いて考えていた所に 、 相手がやって来ればほっ、としつつ眉下げて 。 相手が本棚に返している様子をぽ ー っとしつつ眺めて 。 手際の良い作業と背の高さに驚きつつ 、 反面羨ましくも思い 。 己の手も軽くなり 、 相手の作業も終わった様子 。 相手から少し離れていた所にいた少女は 、 相手に駆け寄り 、 「 結局 、 手伝って貰っちゃった - .. 。 有難っ ! .. えと 、 此の後は未定だから空いてるよ ? 」 相手の問いを不思議に思いつつ 、 こくんと頷いて 。
。 別に、最初から言ってくれれば良かったのに。 ( 相手の、胸を撫で下ろす姿を見れば、 内心ほっとして、。 相手が駆け寄ってくれば、 少し照れ臭くなって、手で自分の額を触れて口元を塞いで。 「 お礼なんて、 別に、。 空いてる、 ? じゃあ一緒帰ろうぜ、 バスケ部の奴ら、今日部活休みだからさ。 なんか寂しくて。
今度からは 、 頼むかも 。 ( にこっ、と笑み向ければ 、 相手見詰めて 。 相手が口許を塞ぐのを見れば 、 気分が悪いと思ったらしく 、 「 もしかして 、 気分が悪いの ? 」 と不安げに尋ねて 。 「 そ - だ 、 御礼しなきゃね 。 何か 、 欲しいものとかある ? .. え ? 其は構わないけど 」 相手に問い掛けつつ 、 相手の言葉に頬を赤く染める 。 其を隠しつつ 、 ぶっきらぼうに答えれば 、 「 教室から鞄取ってくるね 」 と言い残し 、 その場を離れようと 。
( わわっ ! .. 寝越智は一応してませんが 、 亀レスです 。 御免なさい 。
私も其までには 、 来れますので 。 了解です 。
今度な、 ( 相手の笑みが此方に向くのを見れば、 少年の視線は自然と少女の方に傾いて、 「 別に、 気分悪くないよ、 ?( 頭を左右に振って、相手を心配させないように促しては、 「 別にお礼なんていいよ、 じゃあ、一緒帰ろうか、 」 ( なーんて、相手の手を取って、 机に置いてあった鞄を二人分取っては図書室を出て
いつになるのやら .. 。 ( ふふ 、 と笑み零しては 、 次は何時が当番だったっけ ? なんて考えつつ 、 毎日通っていることを思い出せば独りクスッと笑って 。 「 ほんと ? ... なら良かった 」 ほっと一息付けば頬緩めて 。 「 え 、 でも .. っ 。 ... っと 、 ちょっと早いよ - 」 突然繋がれた手にかああ 、 と頬は赤くなり 。 手に気を取られつつ 、 相手の手を無意識にぎゅ 、 と握り続いて図書室を後にして 。
じゃぁ、明日な、 瑞希、いつもいるじゃん 図書室。 ( 「なんて、いつも見てますよ」 って感じ全快の言葉を口にしては、 走り出した足を遅めて。 吹奏楽部の女子が、階段から降りてくる音を聞けば、 不意に手を繋いでた手を離して、 「 ご、ごめん。 速かったね。 」 吹奏楽部の女子の目があるのに気も引かずに、 笑顔で相手に話しかけるも、 二人の女子から茶化される様子も合って。
明日なって ... 、 如月君部活は ? しかも 、 何で通ってる事知ってるの ? ( 彼が部活動をしている事は知っている 。 確かバレー部だ 。 良く体育館で見る彼 。 必死に練習をしている事は知っているようで 。 目前から 、 吹奏楽部の女の子達 、 己の友達も見えるが歩いて来るのが見えた 。 手を繋いでいることにおろおろしていたところ 、 相手が悟ってくれたのか手を離してくれる 。 が 、 ばれていたようでからかわれるはめに 。 そして再び顔に熱が集まった為か俯いて 。
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明日、 かー。 部活、俺しか居ないし、 多分休みじゃないかな。 ( なんて、無理な嘘を言っても、。 練習熱心な少年には嘘が付けない様子で。 前方から後方に遠ざかる吹奏楽部の少女達は、 己の手を繋いでいた少女の友達らしい、。 はぁ、と溜息を溢して少女の表情を促すと。 「大丈夫、 ? ごめんね。 ? 」 ぽつり、と呟いて謝罪すれば相手の事を見れないままで居て。 相手が顔が赤くなっているのにも気がつけないで
如月君しかいないんだ ... 、 今度練習手伝ってあげよっか ? ( なんて 、 無意識に口から発した言葉 。 慌てて口を抑えるが 、 もう遅い 。 どうやら少女は思ったことを口にしてしまう癖があるようで 。 まあ 、 聞こえてないだろうと事故解釈してはほぅ 、 と一息 。 からかわれた挙げ句 、 去っていった友達をぽ ー っと見て 。 「 毎回の事だもん 。 慣れてるから .. 」 と顔が赤い為か俯いたままぼそぼそっと 。
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おー、 人数俺しか居ない、-。 ( ぽつん、 と廊下に二人立つと、再度手を繋ぎ、 相手の表情を確認する、相手の 「練習を手伝う」 なんて言葉は少年の心には重く響いたようで。、 「 、毎回のこと、 ? ああ、瑞希さん、 もてるもんね。」 (がくり、と肩を落とせば、 毎回の事、という言葉が霧消に寂しくなって。
そ - なんだ .. 。 ( 無意識に発した言葉は大丈夫そう 。 再び繋がれた手に更に真っ赤になる 。 なんとか熱を冷まそうと 、 空いた方の手で扇いで 。 「 こんな性格だから 、 良くからかわれるの 。 ... へ ? 私 、 もてたこと無いよ ? 如月君の方がもててるじゃない 」 相手の詞にきょとん 、 としては首を横に振り否定 。 前にクラスの女子が言ってた事を思い出せば言葉紡ぎ 。 しかし 、 表情は曇っている様子 。
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人数少なくて、寂しいんだ。 ( 普段の表情とは、かなり違う、寂しそうな表情で、少年は呟く、。
再度繋いだ手は、少年は気にしていない様子で。 「 そんな、所可愛い、。 」 ( なんて、軽い感じで言ってはみたけど、。 相手の頬は赤く染まっている様子で。 「 別に、俺は。 」
( ( 俯いた様子で答えるけども、 相手が自分の名を呼んでくれたのは、初めてで。 多少内面で喜んでいる様子。
... 如月君 。 ( 寂しそうな表情を浮かべた相手に 、 己が何かしてあげられる事は無いかと必死に考える 。 いっそのこと 、 己が入ってしまえば早いのだが 、 其も無理だろう 。 繋がれた手を気にしているのは己だけで 、 更に羞恥にかられば気にしないように手から視線を外す 。 も 、 可愛い等と言われたのは初めてで 。 気にしないようにしていた少女も冗談を半分本気で受け取ったのか再び頬は赤く染まる 。 「 もてるよ 、 如月君は 。 クラスの女子が格好いいって言ってたもん 」 なんて 、 気にしてないように話すも 、 内心は凄く後悔しているようで 。
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、 なんだよ。 ( 相手の考え込む表情には触れないように、 と考え込んでいたのに、 触れてしまった、 この思い。少女が壊れてしまうかと思って恐れていたのだろうか。 我ながら駄目な男だ、 少女の頬が赤く染まると、 己の言が原因だろうと解釈してしまう自分。 「 顔紅い、 。」 彼女の頬に触れては、相手の体温を感じる 熱なんてなさそうだな、なんて、そんな事考え込んでいても。 「 瑞希だって、 可愛い、 だって俺。 」 ― なんて言い出そうとしたけど。 少年は口を塞いで。 そんな簡単に言えるわけない。 馬鹿野郎。
何もしてあげられなくて .. 、 御免ね 。 ( 眉下げて 、 相手同様悲しそうな表情浮かべては頭下げて 。 所詮口だけになってしまったこともあり後悔の波が押し寄せる 。 相手の手が頬に触れる 。 余りにも突然で肩をピクと揺らすも嫌がる様子は見せないようで 。 「 如月君が 、 可愛いなんて言うから ... 」 なんて言い訳 。 分かっていても 、 頬が紅いなんて認めたくないようで 。 「 ... え ? えと 、 私が可愛いなんて無いよ ? だって俺 .. どしたの ? 」 一瞬フリーズした思考回路を無理矢理動かす 。 然し 、 からくりはそう簡単には直るはずもなく 、 ただ最後の彼の詞が気になるだけ 。
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なんで、謝るんだよ。 馬鹿、 ( 女に頭下げられるなんて。 馬鹿か俺、 好きな奴にそんあ事。 させて良いのか、 なんて自分に語りかけて。 「 そっか、悪かった。 俺は本当のことしか言えないからさ。 」 少女の頬に触れかけていた自分の指を引いては。 視線を相手の目から離さず。 「 。 好きなんだよ。 バーカ。」 相手の目を、見詰めて、 少年のいつもへらへらしている表情とは違って。 )
何にもしてあげられないから ... 。 ( 再び詞を繰り返す 。 馬鹿と言われれば 、 其なりに傷付く 。 目尻に溜まった滴を零さないようにと力を入れるもやはり強張った表情には変わりないだろう 。 「 正直者なんだね .. 。 嘘つかない人 、 好きだよ 」 にこっと笑み向ければ 、 でも可愛いは言い過ぎだよ 。 なんて 、 相手の気も知らず笑ってみせて 。 だってこうでもしなければ 、 相手の事を好きになってしまう 。 そう思っていた矢先 、 彼に好きと言われる 。 嬉しくて 、 どうしようもないくせに 、 意地っ張りな性格上 、 「 好きだ 、 バーカって 、 ほんとに好きなの .. ? 」 と 、 やはり強がり 。 素直に私も好きだと言えたら 、 まだ楽なんだろう 。
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お前は何もしなくていいのに、。 、 ( なんて、 内心彼女の事を努力家で良い子だなぁ。 なんて思えば、 目の前には泣き出しそうな彼女の顔、そんな顔見たくない、もっと笑顔を見ていたい、そう思った。 自分の鞄に入っているスポーツタオルを取り出しては、軽く相手の目元に当てる、 「 泣くなよ、 。 」 相手の内側に隠していた物を取り除こうか、 なんて、そんな言葉が脳裏に過ぎって、 「 好きだよ、 、 誰よりも、 ずっと、 中学の頃から。 」
でも .. 。 ( 何もしなくていい 、 と言われても考えてしまうものはしょうがない 。 溜まった涙 、 我慢できそうにない 。 と 、 思った途端 、 目元に当てられたスポーツタオル 。 きょとん 、 としつつ 泣くなよ 、 なんて言われる始末 。 涙腺は崩壊し 、 「 ごめ ... っ 、 ふぇ ... っ 」 と溜まった滴が零れ落ちる 。 スポーツタオルを当てて目元を隠すように ... 。 「 わっ 、 私も好き ... 。 如月君のこと 、さ好きだよ ... 」 と自分でも良く分からなくなっていた気持ち 。 やっと気付いた 。 そう思えば 、 口から零れたのは前詞 。
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( 少女の瞳から流れる涙、 そんな物勅旨できるはずもない、 なんて視線を外すために、少女の華奢な体を抱く、 そんな事してるのが、何故だか分からないけど。 だけど好きなんだ、そんな自分の感情だけで動く少年。 「 悪かった、 だから泣かないでくれ、 俺も悲しくなっちゃうから。」 相手の目尻に溜まる液体を指先で掬い取る、 相手の顎を、自分の肩に当てさせて。相手の感情を強めるとも知らないで少年は自分の思いのままで、 。
如月く ... っ 。 ( 抱き締められれば 、 止めようと思いつつも勝手に涙が溢れてくる 。 少しの間だけ .. 、 と思い 相手に身を委ねる 。 最近の自分は変だ 。 今までなら絶対に男の子に身など委ねる筈はなかった 。 だけど 、 今はこんなにも安心するのだから 。 「 如月君は悪くない .. 、 御免 、 如月君は泣いちゃ駄目 」 悲しい=泣く 、 と勘違いしたのだろう 。 然し今はそんな事如何でも良い 。 相手に身を委ねたまま 、 相手の腰に恐る恐る腕を回して目を閉じて 。 「 少しの間だけ .. 、 こうさせて ... ? 」 なんて 、 我儘迄言ってしまう始末 。 嫌われないかと不安が募る 。
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( 少女の言葉には耳も傾けず、 唯只管に、少女の身体を抱いて、 少年も男だ、そんな容易には涙は溢さないだろう、 。 何故だ、 ? 何故俺は相手に思いを伝えているんだ。 、 ずっと心の中に留めて置く気で居たのに、 壱日で之だけの距離が縮んだ、 此の感情は何処に捨てようか、 少年が考えたのは、彼女に受け止めて貰おうか。 「 。 大好き 」 なんて、耳元で、小さな声で呟いても
... 、 ( 涙もそろそろ収まってきた頃 。 先程から言葉を発しない彼を上目に心配そうに見詰め 。 か嫌われたのだろうか 、 なんて不安にもなってたりする 。 然し 、 言葉には発することが出来ずにいる 。 彼は 、 己の気持ちを如何受け止めたのか 、 受け止めてくれていないかは少女には分からない 。 一日の内にこんなにも多くの出来事が在れば尚更だ 。 ふと 、 彼が耳許で呟いた言葉 。 少女にもしっかり届いたよう 。 「 私も .. 、 大好き 」 なんて相手につられるように呟いた後 、 離れないといけないと分かっていても 、 もう少し此の温もりに浸っていたいなんて思ってしまう 。 相手の胸に顔を埋め 、 相手に突き放されるまでこうしていようかとも考え乍 。
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。 、 大好き、かぁ。 ( なんて自分でも上文、 大好き大好き言っていたのに。 急に恥ずかしくなる、 此の思いは増して行く。 気持ちが益々高まっていく中、 相手の身体を抱いているのも悪いと思う。 相手から身体を離して、 「 じゃぁ、一緒帰ろうか、」 なんて相手の細い手を握って、 廊下を、彼女と一緒に手を繋いで、。
( 病み系とか、束縛とか色々できますけど、どうしますか。 ?
えと ... 、 はい 。 ( 相手の反応に迷惑なのかな 、 というマイナス思考へとなってしまう 。 そう捉える事しか出来ない自分を哀れに思いつつ 。 身体を離されれば 、 少し残念そうな表情を浮かべる 。 が 、 直ぐに笑顔になれば 、 「 うん 、 帰ろう 」 と握られた手をぎゅっと握り 、 相手の少し後ろをついていって 。
( 如月君はしたいのとか 、 ありますか ? .. なければ考えますが 。
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ねむ、。 ( 何時も隣の席に座っている彼女は、何故か今日は座ってなくて。 時計の針が08時10分を指す物の、 一向に少女は現れない。 昨日の事を気にしているのかと思うと、少年に不安が募って。
遅刻 .. 。 ( ふああ 、 と欠伸を零し乍教室に入ってきた少女 。 クラスメイトの視線を受けつつ 、 自席へと向かい 、 ゴソゴソと準備して 。
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、。 ( 少女が立ちながら、 荷物を整理するのを見れば、 周りの目など気にせず 相手を抱き締めれば。 「 おはよー。 遅かったね。 ( なんて、耳元で囁けば華奢な身体を離して、 自分の席に戻る、 まぁクラスメイトからの目も凄くて。
ひゃあ .. 、 おっ 、 御早う 。 ( 抱き付かれれば 、 回りの目を一気に浴びて 。 真っ赤になりつつ 、 挨拶をして 。 「 寝坊しちゃった 。 .. 猫と戯れてて 」 耳まで真っ赤に染め 、 手短に告げ 。 呆気なく離れた相手を見て一息つき 、 再び準備して 。
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顔、紅くなってるよ、 ? 可愛い、 ー。 ( クラスメイト全員が見ているというのになんて大胆な、。 まぁ本人は気にしていない様子で。 周りにバスケ部の男子が集まってきて、 「 お前、何俺の瑞希さん取ってんだよ。 」 みたいな事で会話をしているらしい、そんな事は気にせずに、立ち上がり。 瑞希の席まで寄って、 「 なぁ、 HR休もう?。
うぅ .. 、 可愛くないよ 。 ( 更に真っ赤に染まった頬を隠すように顔を隠す 。 彼の周りにはバスケ部の男子 。 話してる内容はあまり聞こえないが 、 どうやら彼は己に用があるよう 。 相手の問いに、 「 どうして ... ? 」 と首を傾げ 。
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