人外・人間　　-ＢＬ-

それは・・その、どういうことなんだよ・・((相手の答えの意味をいまいち理解できずに小さく首を傾げ

あなた、誰かに飼われるなんて嫌でしょう？
(解りやすくしたであろう問いかけを相手にすると今度は質問の返事を待って)

飼う・・？いや、犬じゃねぇんだし・・((相手の言葉に苦笑いを浮かべると、「結局のところあんたは俺をどうしたいの」と結論求めて

ん？ どうもしないけど？
(わざとはぐらかしたか、問いかけに答えると一つ伸びをして)

・・・あ、そう・・((ﾊｧ、と溜め息つけばもうどうでもよくなってしまったのか立ち上がって本棚の前に立ち本を眺めて

次にまた、同じように思ってくれるなら教えてちょうだい。
(伸びをし終えると相手に一言付け足して)

まあ、いつ思うかな・・((適当に本を手に取りパラパラとめくれば「やっぱりさっきの俺おかしかったのかもしれねぇな」と冗談混じりに言い

んー・・取れねぇ・・((本棚の前で読みたい本を探していたところ良い本が見つかったがどうにも届かない位置にあり背伸びをして取ろうとするもやはり取れず

(待機...)

ん～・・・ぅわっ？！((背伸びをしていたところ足元がグラついて本棚にﾄﾞｻｯと当たるときちんと整頓されていた本がﾊﾞﾗﾊﾞﾗと床に落ちて、それを苦笑い浮かべながら眺めていて

＞及川さん


((続けての寝落ち、失礼しました｡))

あー…、寝すぎちゃった。
(広間のソファに腰掛けてからいつの間にか眠っていたらしく携帯電話の着信音で目を覚ましては音を鳴らす携帯電話を手に取り画面を確認して)

あ～・・疲れた・・（何処か出かけていたのか疲れた様子で扉を開け、中に入るや否やソファーにバタリと倒れ込んでは溜め息をひとつついて天井見上げ

週末だっていうのに雨なんて残念ね
(出掛け先で雨に降られると傘を持っていなかったためまともに雨を受けながら洋館へ帰宅。扉を開けて中へ入るなり衣服についた水滴を払いとろうとするも雨水は既に衣服へ染み込み始めてしまって)

ん、なんだお前びしょ濡れじゃん（帰宅した相手の様子見ては少し驚いた様子で言うと近くにあったタオルを取って相手に渡し

水も滴るいい男でしょう？
(髪から水滴が滴るほどの状態、差し出されたタオルを素直に受け取ると「ありがとう」という言葉を続けタオルを広げては先ず髪の水分を拭き取ろうとして)

・・はいはい、そうですね（相手の言葉には呆れたようにフウ、とひとつ溜め息つき「どういたしまして」と棒読み気味に言うと「そんな恰好じゃ風邪ひくからこれに着替えとけ」と続けて自分の服相手に投げて

随分と反応が薄いわね？
(タオルで髪の水分を拭き取り始めると今度は 足元に投げられた衣服。見るからに明らか身長差による丈の足りなさを感じると「今からシャワーを浴びてこようと思うんだけど一緒にどう？」なんてふざけたことを口走って)

そんなことありませんよ～？（と、これまた棒読みで返し。相手に投げた自分の服の丈と相手の身長見ては何故だか少し苛立ちを覚えて。相手に言われた言葉に始めは驚くもふざけていると分かって「誰がお前となんか」と口元引きつらせて呟いて

あら、そう。
(深追いすることなく会話を止めると足元の衣服を屈み掴んではそのまま脇にかかえタオルを首にかけては相手の前を横切ろうとして)

・・・（横切ろうとする相手を目で追っては小さく溜め息をついて窓を見、窓から見える外は雨が降り続いていて「今年も梅雨がくるんだよなあ」と気だるそうに呟き