シンジ 2012-12-30 17:18:57 |
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心とは何か?
心が発達した生き物に有って心未発達な生き物には無いもの。
以心伝心というものがある。これは「心と心で伝えあう」と言うものだ。
これはどんな時にやっているか?生まれたての赤子の頃から親子間で始まっている。或いは誕生する前からも始まっている。
心が未発達の昆虫の生態を考えてみる。昆虫は親子という概念を持たない。(例外に持つ種もいる)卵を生んで幼虫が孵化する頃には親は死んでいるからだ。親を頼れない彼等がどう生きるか?彼等は既に知っているのである。生まれた時から遺伝子に刻まれていて、食べ物、住みか、敵までも分かる。
ただし、彼等は遺伝子に忠実だがそれ以外をしない。出来ないのである。
心を持った人間の場合、赤子はその中身は空っぽである。「空っぽ」とは生きる術を知らないということ。虫の様に食べ物も住みかも知らないのである。
どうやって知るかというと親から教わる。何を食べるか?何処に住むか?何が危ないか?全ては親や先輩から伝えられる。これは単純な遺伝子伝達とは違う。心と心である。
心とは「白紙のノート」なのである。人間はこのノートに人生をつづるのである。このつづりが人間の生きる術に成る。コレを運命とも言う
虫は生まれた時、そのノートには字が埋っている。故にそのノートには新しく何かを書くことは出来ない。これは宿命である。
人間は己が運命でつづったノートを子や後輩に伝える。これが以心伝心だ。この積み重ねが人の歴史である。
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