歪暦-いびつれき-(戦闘/ストーリー型/現代＆歴史)

>永夢

店員「かしこまりました。……すごいなぁ軍団の人って。日本は戦争しないと思ってたのに、いざ始まったら、強い人達が日本を守ってくれて。……尊敬してます。はい、どうぞ」

(陽気な店員と当たってしまったのか、商品を用意している間に雑談を持ちかけてくると、詳細を知らない浅い気持ちながらも尊敬の意を伝え)

>店員

永夢｢いやぁ……はは…はい、どうも………｣
(相手の明るい雰囲気にすっかり打ちのめされてしまい、フードの奥で引き攣った笑みを浮かべながら相槌を打つことが精一杯な状態ながらも、なんとかマカロンを受け取り)

>>78 永夢

それはようございました。私のことは気になさいませぬよう、他の妨げとなるのも本意ではありませぬ故。
（相手の態度には一切の変化もなく穏やかに凪いだ応対で首肯と共に拾った布きれを返し、そろりと視線を巡らせたのは店内の様子。人で溢れ返っているという訳ではないが、他にも客が居る様に大して用事も無かった自分は長居する理由も無く店員に軽く会釈してから静かに店から出ていき）


>>79 義経

こちらは……全員、問題無いようですね。それは重畳。延焼させぬように消火し……成程、承知しました。向かいます。
（爆発と炎上からしばし、盾にした敵兵が屍と化しているのは何の感慨もなくその辺りに打ち捨てて状況を確認。幸いにも指示が早かったために他の者達の対応もそれに即して早かったようで、然程甚大な被害にはならずに安堵しながら消火活動を行っていると森の中で待機させていた者達からの要請が聞こえてきて、それに応答をしてから素早く防砂林の方面まで踵を返し）

>将国

永夢｢…………あ、ま、待っ…待って、ちょっと、アナタ、軍団の人…？いや、ボクもそうだけど…えぇと………ボク、この時代のナビ持ってなくて、その…此処来るのもいっぱいいっぱいだったし、拠点まで案内してくれない………？｣
(あまり饒舌では無いものの、道案内を頼む、これだけの発言でもかなりのエネルギーを消費したようで、全て言い終えた後に大きく息を吐き)

＞79　義経

……！…某の部隊の力を高く買って頂き恐悦至極にございます。その任務、63部隊は喜んで遂行させて頂きます。…義経殿はいかがでしょうか？

（義経殿と話しながらも話を聞いていると、ふと自身の部隊が呼ばれる。自身の部隊に振られた任務は全て必ず遂行すると決めているので、自身の部隊への評価に感謝の言葉を述べながら、了承の意を伝える。同時に、同じ任務を遂行することを求められた義経殿の様子を窺うと）

>82 永夢

ﾌﾞﾙﾙ……ﾌﾞﾙﾙ……

(相手がマカロン店に行っていることもつゆ知らず、軍事用連絡端末に連絡を本部。緊急ではない場合通知による文章で送られてくるが、通話による連絡が来ているということは)

>83 平将国

……くっ……！はぁ……はぁ……

(爆風と熱に巻き込まれた、太い樹木の幹に叩きつけられた義経。まだ命はあるものの、所々の火傷と衣服への着火が残っており)

「敵後続部隊及び全敵の撤退を確認。負傷者を回収し、順次撤収作業を行ってください」

(全体オペレーターにより何とか敵を防げた旨を聞くと)

>85 徳川家康

……構わんが、何をしろと。……先から聞き覚えのない言葉ばかりで全く分からん。

指揮官「この度新設される伊勢の要塞の試験配置部隊になってもらいたい。強固かつ巨大な要塞となっている。要事の際、戦闘配置に何秒かかるか、何人が適切か、模擬戦も行い、記録を集めてもらう。これで……伝わるか？」

(律儀な様子とは正反対な態度で、正直に言うと聞きそびれた任務の内容を聞き直す。そこらの扱いも指揮官は慣れているのか、今一度徳川家康と源義経に任務概要が話され)

>店員

永夢｢…あ……うわぁ………あ、す、すみません、もう行きます………！あぁ、うーん………飛べば分かる、かなぁ………も、もしもし…｣
(この時代で買いつけたスマートフォンが鳴ってるのを受け、うげぇ…といった顔をして、慌ててレジに代金を置き、店外に出て、上空から見れば本部の場所も分かるだろうか、と背中のジェットの電源を入れ、電話に出る)

>87 永夢

指令官「非番の所悪いな。新しい任務を言い渡す。至急本部へ来てくれ」

(通話がつながると、全隊員に等しく感情が感じ取れない声で要件を伝える指令官の声が聞こえて)

>指令官

永夢｢はっ…は、はい……失礼します………はぁ…やだなぁ…………あ、あそこか…目立つな……｣
(緊張気味で返事をし、電話を切ると、小声で愚痴りながら、ジェット機で上空に飛び、本部目掛けて飛んで行き)

>永夢

……面白いものを持っているな。……こちらだ。

(相手が目掛けてきた場所に待っていたのは、同じく任務の話で呼ばれたのであろう、赤い軍服が目立つ男。果たして相手は自分が過去から来ている人間だと気づくのだろうか)

>義経

永夢｢え……あ、う、うっす………｣
(自分の発明品に興味を持ってくれたのが純粋に嬉しかったのか、一瞬ぱ、と顔を上げたが、すぐにぎこちない返事と共に頷いた後に俯いてしまう。相手が過去の人間だということには、何となくだが気がついているようだ。)

>91 永夢

ここだ。14部隊……"源 義経"だ。……招集の命受け、馳せ参じた。

(指定された会議室のドアを開け、先に待っていた軍隊員に軽く名乗る。相手直接には名乗らなかったが、これで相手に自分の名が明かされ)

>義経

永夢｢…っあ……あ、浅真千永夢…です……｣
(他の隊員に内心怯えまくりながら蚊の鳴くような声で、相手に習い、ぺこりと例をする、相手の名前について反応する余裕は無かったよう)

>93 永夢

指揮官「揃ったな。それでは簡潔に話す。……先日、横浜武器保管庫から検査不合格の武器が大量に出てきた。経年劣化ではなく、人為的な破損が目立つようだ。侵入者よる武器損壊が最悪のケースと見て、このメンバーで調査を行ってほしい」

(指揮官が全員の招集を確認し、話を始める。指揮官を囲っている部隊をよく見ると、機動力に長けた者や部隊が揃っているのが見え)

>義経

永夢｢………｣
(特に何か発言するでもなく、黙って話を聞き、面子を見て｢ボク、場違い感凄いな…｣と億劫になり)

>永夢

指揮官「22時、横浜武器保管庫に現地集合とする。そこから交代制で調査及び監視を行う。足が無い者は、21時にここからジェット機を出す。では……解散」

……14部隊、場所は横浜武器保管庫だそうだ。案内してくれ。

(指揮官から集合時間が伝えられる。早速今日の夜から調査・監視を行うようだ。解散の言葉を聞きすぐに部隊と連絡を取っていると)

>義経

永夢｢……ん？｣
(一先ず落ち着き、能力で携帯やスタンガンの充電をしようとするが、｢そういえば、さっきの自己紹介の時義経とか言ってなかった…？｣と、唐突に思い出し)

>永夢

お前……永夢と言ったな。お前も過去の者か？それとも、この時代の者か。

(自分も容姿をこの時代に合わせたせいか、相手に義経の見る影があるかも分からないが、部隊の集合の前に相手に話しかける。か細い自己紹介を聞いていたようで、相手を名指しで呼ぶと)

>義経

永夢｢へっ！？あ、えぇと、み、未来人……って、やつ、かな…｣
(安定的にキョドっているが、何を答えればいいか明確に分かっている問いには比較的返答しやすいようで、自身が未来人であることを伝え)

>永夢

未来人……？この時代よりも先ということか？

(また自分からは予想もできない回答が飛び出し、一瞬目を見開く。"未来"という感覚がまだ備わっていないというのもあるが)