異能世界でぼくらは生きる-セカイはまだ終わってすらいない-（いのぼくのキャラと版権キャラのなりきりストーリー）

恕足「今回も彼に情報収集を頼んでいたので。実力も確かですよ。すぐに不要なことを喋る癖がありますけどね～」
有有「初めまして…と言っても、私は君達の事をよく知っているが…特に花穏、君のことは恕足からもよく話されているよ。随分と仲が良いみたいじゃないか…辰致、君のことは信頼できる人物だと評価している。差し支えなければ、これからは私とも仲良くしてくれると嬉しい限りだ」

花穏「こ、光栄です……！既に知っていただけてたなんて……」
辰致「なるほど…こちらこそよろしくお願いします、僕としても貴方とは仲良くしていたいものでして…是非、気さくに話しかけていただければ、と思ってます」

アルト「それで…陛下ぁ？一体どうこの異変解決するっていうんだぁ？こんなもん極論しか出てこねぇだろ」
紫炎「貴方はとりあえず、今回は私の指示に従ってください…色々考えては居ますので」
アルト「りょーかい……それでよ、向こうの方からえぐい魔獣の気配すんの気のせいかぁ？」
紫炎「あぁ、少し前に神格種が出現したので」
アルト「マジかよ」

カイ『平和な世界だから大丈夫かなーって思ったけど、やっぱそう上手くは行かないよね…』
未夢「(すると、何処からか視線を感じ交差点の方を見ると仮面をつけた少女が立っているのが見えた)…？何あれ、コスプレ？」
アイラ「？コスプレって…？」
未夢「アニメとか漫画とかのキャラクターの衣装を着てなりきる事だよ。けど…なんでここに…というか、あの子、こっちの方見てる…？」
カイ『んー？(未夢の向いてる方を見て、何かに気づく)…うそ、でしょ。やばいやばい、それはやばいって！！！！(突然走り出す)』
未夢「カイ！？どうしたの！？」
カイ『Cometだ！！！諜報員の中でも残虐極まりないって言われてる奴！！！！最悪だ、ここなら政府の追っ手も来ないと思ったのに！！！！』
アイラ「迷彩機能を使ってるから、大丈夫なんじゃ…？」
カイ『もう既に対策されてるに決まってるっ！！！！あいつらに、迷彩機能なんて効かないよ！！！！』

Comet「…あはっ、みーつけた」

アルト「ん？(なにかに勘づく)」
紫炎「どうしました？」
アルト「……いんやぁ？少々面白い気配がしたものでなぁ？……なぁ陛下……『敵』だったら、一戦交えても問題はねぇかぁ？(笑みを浮かべて手の関節を鳴らす)これから色々あるんだ……ブランクが長かった分、肩慣らししたいんだよぁ」
紫炎「…………やり過ぎないでくださいよ」

アイラ「…ねぇ、カイ。あの仮面の人追いかけてきてるよ」
カイ『はぁ！？バイクの速度に追いついてきてんの！？政府の諜報員はどれだけ人間離れしてるんだよ！！！！ここで無闇矢鱈に銃火器を使う事も出来ないってのに…！』
アイラ「何処か人のいない場所を探すとかは？」
未夢「人の密集してるシブヤに人気のない場所なんてそうそうないよ。こうなったら、何とか振り切るしか───」
Comet「ざんねーん、もう追いついちゃった！(いつの間にか未夢の頭上におりアスタロットノヴァを振り下ろす)」
アイラ「！(ブラストチェイサーを半回転させ、Cometの攻撃をかわし、ブラストチェイサーを留める。それと同時に迷彩機能も解除される)…どうやら、逃げられないみたいだよ」
カイ『はぁ…やっぱこうなっちゃうか…！』
Comet「会いたかったよ…SchwarzBreaker、人類の希望。本当は捕獲命令が出てるけど…君、救世主なんだってね？救世主って聞いて…殺したくならないわけがないよねぇ！！！！(アイラに襲いかかる)」
アイラ「(黒い刀身の刀を作り出し、アイラの攻撃を防ぐ)」
未夢「アイラっ！！！」

アルト「(アイラ達の様子を見下ろせる建物の上に転移する)……あ？ありゃさっきの奴らと……仮面の……(口角を上げる)なぁるほどぉ？諜報員かぁ？？ククク、いいじゃねぇのいいじゃねぇの(楽しそうに見下ろす)」

Comet「(アイラに猛攻撃を仕掛ける)ほらほらほらほら！！！！防御ばっかしないでそっちから攻撃してきなよ！！！！救世主様の力、私に見せてよ！！！！他の奴らの事なんて忘れちゃってさぁ！！！！！」
アイラ「(攻撃を受け流していく)っ…」
カイ『ったく…諜報員一の残虐性と言われてるだけあるよ！！！！(再度から銃火器が現れ、Cometに向かって撃つ)」
Comet「(弾丸をかわして距離を置く)…へぇ…そんなことも出来るんだ」
アイラ「未夢、私の後ろにいて。私から離れないで」
未夢「アイラ…」

アルト（…へぇ？あんな戦い方すんのかぁ……色々と個人的な発明に役立ちそうだから覚えとくかぁ）

Comet「そう…じゃあ、もっとやる気出してあげるよ！！！！(アスタロットノヴァに魔力が纏い、アイラにクロス型の彗星の刃を放つ)」
カイ『はぁ！？人が居ても問答無用かよ！！！』
アイラ「大丈夫、私が守るから(大剣を作り出し、左目から青い炎が現れ瞳に紋章が現れると、大剣に青い炎が纏い、蒼炎の刃を放ち攻撃を相殺する)」
Comet「！相殺した…！？」

アルト「ひゅう、やるなぁ……？」

アイラ「(Cometに一気に近づき、大剣でCometに向かって猛攻する)」
Comet「(アスタロットノヴァで受け流していく)(大剣にも関わらずこのスピード…刀を使ってた時とあまり大差が無い。それどころか、私が押され始めてる。それに、あの左目の紋章…なるほど、これがSchwarzBreakerの力ってわけね)」

アルト（これがMesaiaProjectのSchwarzBreakerの戦い方か……これはこれは）

Comet「…けど(攻撃をかわし、アイラの懐に入る)この程度？(アイラの首元目掛けて切りかかる)」
アイラ「！(咄嗟に大剣で弾き、Cometと距離を取る)」
Comet「さっきからなんか遠慮がちな攻撃しかしてこないよね。それで救世主名乗ってるとか冗談でしょ？」
アイラ「………」

アルト「！……あれまぁ(片眉をあげる)」

アイラ「…私は、人類を守る事が使命だから。ここの人達を、傷つける訳にはいかない。それは、貴方も同じ」
Comet「…はぁ？何それ、そんなつまんない理由で手加減してんの？あっそ…だったら(アイラの横を通り過ぎ、未夢に切り掛る)この子殺せば、私と本気で戦ってくれるよねぇ！！！！！」
アイラ「！未夢っ！！！」
未夢「っ…！(咄嗟に目を瞑る)」

アルト「……あーあーあーあー、見てらんねぇなぁぁ？…ゲロ甘なんだよなぁ……！(建物から未夢とCometの間に降り立つと不敵な笑みを浮かべて硬い岩壁で攻撃を防ぐ)」

未夢「(薄らと目を開ける)っ…え…？」
カイ『一体何が…』
Comet「ちっ…！」

アルト「(岩の壁を消す)おいおい、そんな舌打ちなんかするなよなぁ～？ヒヒヒッ……シラケちまうだろーが」

カイ『お前…さっきの…！』
Comet「余計な事を───(後ろから脇腹を蹴られ、そのまま蹴り飛ばされ壁に打ち付けられる)かっ…！」
アイラ「誰だか知らないけど、ありがとう。未夢を守ってくれて」