森の魔女 2020-06-26 02:18:26 |
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あぁ。 ( 肯定の意を示してくれたユウに返事をし、 其の声色は心無しか嬉しそうで何時もよりもトーンが上がっている様で ) …っ、 ( 角度を変え此方に顔を向けられると 其の距離の近さに自然と胸はとくんと音を立てて、思わず息を飲んで )
( 全て忘れて、激しく口付けてしまおうか──なんて考えながら 目を瞑っては、改めて自らに課した誓約を思い出して踏み止まり、頭をぐりぐり、と彼女へと押しつけながら へへ、と 自分の気持ちを隠すかの様に 笑顔を作って )
うゎっ、 ( 一瞬見詰められると其の瞳に吸い込まれそうになりながらも直ぐに其の瞳を瞑られてしまい。 頭をぐりぐりと押し付けられると少し驚きながらも受け止めて、押しつけられた頭をわしゃわしゃと、何時もより雑にだけど優しく撫でてやり )
へへー、ラムだいすきー、。
( 気持ち良さそうに目を瞑り頭を撫でられながら、すりすり、と彼女へと擦り寄る様に頭を動かしながら、いつもの冗談を言うみたいに軽い口調で呟いて )
あぁ、私も大好きだぞ。 ( ユウの言葉を何時もの様な冗談だろうと間に受け、よしよしと頭を撫でたままふわりと微笑みそう返して )
、、ふぇっ、?
( 俯きながら撫でられ動かしていた頭をぴた、と止めては慌てて顔を上げて そんな素っ頓狂な声を出して。
彼女のいつもよりも柔らかく見える笑顔を見ては、顔が熱く赤くなっていくのを感じながらも、自分が変に意識しない様に " 異性的な意味じゃない " と 無理矢理に納得しながら、熱くなる身体を冷まそうと立ち上がり、胸元にぱたぱたと空気を送りながら )
…? ( 突然顔を上げ素っ頓狂な声をあげるユウに此方もぴたと撫でる手を止め頭にはてなを浮かべて ) どうしたい?…暑くなってきたのか、此処は日当たりが良いからな。 ( ユウに様子を見遣るとそう解釈して、 「 そろそろ帰るか? 」 と小さく首を傾げて提案して )
ん、、もう少し、このまま、。
( しゃがんだまま此方を見上げられ 帰るかと聞かれれば、少し彼女の周りを大回りに歩き 背後に迫っては、そのまま背から覆うようにしゃがみ、頬を肩付近にくっつけては そう呟きながら )
っ、あぁ… ( 背後に回られた其の理由を考えている間も無くふわっと抱き締められると無意識に計らずとも意識してしまっている様で、胸はとくんとくんと鼓動を早めて )
、?ラム、どうしたの?
( 急によそよそしくなったように感じる彼女に、不思議そうな顔をしながらも、背中越しにそう訊ねては )
いや、何でも無い… ( 何時もとは違い後ろから包み込まれる様なハグに未だ胸は高鳴り続け。 顔が見られていないのが唯一の救いだが、此の鼓動の速さに気付かれていません様にと心の中で祈り考えていて )
…もしかしてまた " 意識 " しちゃった?
( 自身の鼓動もどきどきと何時もより大きく鳴っているものの、顔が見えないのは此方としても都合が良くて、揶揄う様に意地悪く目を細めながら ラムの耳元で囁いては )
っ、!そんな事、無い… ( 不意に耳許で図星を突かれれば、ぴくりと小さく肩を跳ね上げて反射的に否定の言葉を述べながらも、其の声は弱々しく 説得力に欠けていて )
…ほんとに、?
( 悪戯っぽく笑みを浮かべたまま、もう一度耳元で囁いては 「 な ~ んだ、残念っ、」 と 冗談気味ながらも少し残念そうに呟いて 彼女を抱きしめる手をほどき、立ち上がろうと )
本当だって…っ ( そう言いながらも離れられると思わず名残惜しそうな表情を浮かべ振り向いてしまい、咄嗟に 「 あ、いや…そろそろ帰ろうか。 」 と誤魔化すようにそう言って自分も立ち上がり )
うん、、お腹空いた、。
( 此方を向く彼女の顔は、天邪鬼にも見えるも否定されれば真意は判らずに、彼女の台詞にただ頷いては もう一度ラベンダー畑を目に焼き付けようと、目を細め眺めて )
よし、今日の夕食は何にしようか? ( 再びラベンダー畑を見遣るユウの頭をぽんぽんと撫で、ふわりと優しい笑みでユウの顔を覗き込む様にしながらそう問い掛けて )
ん ~ …、、でもラムが作るものなら、どれでも美味いからなあ、。
( 人差し指を顎をつつきながら宙を見上げ、今まで食べたものを思い浮かべては、幸せそうに頬を緩めて
「 ラムはなに食べたい、? 」と 逆に 彼女の顔を見つめては問い返して )
そうだな…夏野菜の冷製スープでも作ろうか。 ( 家路につこうと踵を返し足を進めながら、ユウの問いにうむと首を捻らせ少し考えて。 そういえばとこの間野菜をたくさん買い足したことを思い出しそう提案してみて )
スープが…冷たいの、?
( 歩き出す彼女を追うように小走りで隣りに並びながら、初めて聞く料理の名前に、訝しく思い目を細めてはラムの横顔を見つめて )
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