おきつねこんこん、はらのなか(指名制/遅)

★赤い祠
真っ赤な鳥居を抜けてまっすぐ進んだ先にある一際立派な漆塗りの古い古い祠。おきつねさまは神様の時代からここに居る真っ赤な九尾のおきつねさま。

焔 ｰほむらｰ
♂ 198cm
深紅の自慢の髪の毛は炎のように広がり、後ろのひと房のみを三つ編みに結っている。瞳は金色。腰に古代剣を携えている。
人が好きなおきつねさま。近くを通りかかる人間には何かと世話を焼き、やたらと話しかけにいってしまう。細かいことは気にしない大雑把な性格。
「此処が気に入ったのであればいつでも遊びに来るが良い！我らは喜んで迎え入れよう」
「泣くな、人の子よ。俺はお前らの泣く姿にめっぽう弱いのだ」


★黒い祠
赤い祠の左斜め前に建つ2番目に古い、漆黒をまとった祠。おきつねさまは細く華奢なまるでこどものような姿をした八尾の漆黒のおきつねさま。

宵 ｰよいｰ
♂ 138cm
真っ黒な髪の毛は短く切りそろえ、真っ赤な組紐で後ろの辛うじて結べる髪の毛をを結っている。大きな瞳と褐色色の肌が特徴。
焔に遣えていたおきつねさま。自分の祠を持った今でも遣えていた頃の子供の姿をとっている。長く生きているが人を直ぐに信じてしまうような面も。素直な性格。
「なんだ？俺の尻尾が珍しいか？触らせてやっても良いぞ！その代わり、その袋の中身をだな…」
「お前！俺を騙そうとしただろう！次は絶対に引っかかってやらないんだからな！」


★白い祠
赤い祠の右斜め前に建つ時を感じさせないほどに綺麗な白い祠。おきつねさまはのんびりとした物腰柔らかな六尾の白いおきつねさま。

白雲 ｰしらくもｰ
♂ 178cm
白く長い髪の毛は下の方で緩く結われている。きつねらしからぬとろんとした瞳と長いまつ毛が印象的。遣えているきつねのおかげで身なりだけはきちんと保たれている。
マイペースで自由なおきつねさま。宵とそう変わらない年齢の割にその性格のおかげで随分と遅れを取ってしまった。それもまぁいいか、で流してしまうのがこのおきつねさま。
「ようこそいらっしゃいました。どうぞその辺にお掛けください。まぁ、好きに過ごしてくださいな」
「もうお帰りになるんですか？もう少し一緒にいましょうよ、ね。そうしましょう」


★さびた祠
赤い祠の左後ろに建つ老朽化の進んだ祠。金具が錆びて開く度に軋む。おきつねさまは影のある物語を愛する三尾のおきつねさま。

単 ｰひとえｰ
鼠色の髪の毛は乱雑に切られており、整えずにぼさぼさと乱れている。瞳は深い暗黒色、不健康そうな白い肌。祠の中には書物がたっぷりと積まれている。
少し悲観的で心配性なおきつねさま。人見知りしがちだが気に入った人にはやたらと過保護になったり許容範囲が広がったりと、身内には甘い性格。
「そ、それくれるの…？俺がここの主だからって君の分までくれることはないよ、そんな偉い狐でもないんだし…」
「君、雨があがるまでここで本でも読んでいなよ。ほ、ほら。滑って転んだりしたら…服も台無しだよ…」


★蔦の絡む祠
赤い祠の右後ろに建つ植物の絡まった祠。傍には季節によっては綺麗な花が咲くことも。おきつねさまは着飾ることとおしゃべりの好きな三尾のおきつねさま。

重 ｰかさねｰ
黄金色に複数の色が差された極彩色の左右非対称の髪の毛。右が明るい桃色、左が透き通る空色の瞳。流行りの服を好み、祠の中は色とりどりの着物が並ぶ。
話すこと、自他ともに着飾ることがだいすきなおきつねさま。暗い雰囲気の単とはそりが合わないが、気に入った人にはやたらと過保護になってしまう事は共通している。
「ちょいと、そこのお人。少し俺の祠に寄っていかないかい？ほらほら素敵な柄の着物だろう？」
「あ、馬鹿だねぇ。まだ少し風が強いんだから今出ていったら整えた髪が台無しだぜ？」

ｰ重ｰ

今週末はまずお試しで。日曜リセットの短期間試運転ってやつだから気軽に遊びに来てみたらどうだい？
名前と容姿、性格、それから食べ物を分ける祠をひとつ選んでおくれ。
2回目に来る時は手ぶらでも構わないさ！
お前さんが来てくれるだけで俺達は満足なんだからね。

(参加したい・・・・)(じーっと草影からちらりと顔を覗かせ、見つめながら慎重にじりじりと移動)

＞2
ｰ重ｰ

あ、こらこら。ちゃんとルールを読む！
きちんと目を通して貰わないと此処にゃ参加させられんよ。
そうそう、できればプロフィールの使い回しっていうのも控えて貰えりゃ助かるけどね。
これはルールに書いてないけど、よろしく頼むよ。

うう、帰り道が分からなくなってしまいました（ しゅん、 ）
家のみんな、僕のこと心配してくれているかなあ……っ、でも、まだ帰るわけには 、（ 拳ぎゅっ ）
おきつねさま、おきつねさま！僕の大好物をあげるので、一緒に遊んでください！（ 祠に豆大福をそなえると柏手ぱん、と鳴らし ）


＊＊＊

名前 ／ 紫苑 （ しおん ）

容姿 ／ 顎の位置で切り揃えた艶のある黒髪に、覗き込めば紫が混じる紺色の瞳。あどけなさを残した少年の顔立ちで、一度女子に間違えられたのを気にしている。藤色の狩衣と白い袴をまとい足元は履き慣れた草鞋、背丈は120cmとまだまだ成長途中。

性格 ／ 基本的には礼儀正しく利口な少年だが、年相応に活発で感情表現が豊か。好奇心旺盛で、机に向かって勉強するよりは野山を駆け回りたい年頃。由緒ある陰陽師の家系に生まれた次期当主で、色々と修行中の身。

備考 ／ 遊びたい盛りの本人と、早く一人前の術師になって欲しい父とで大喧嘩をして家を飛び出してきてしまった。懐には豆大福がふたつ、心細くて目に涙が溜まってきた時に偶然祠を見つけた。

食べ物を分ける祠 ／ 赤い祠

＊＊＊

ｰ焔ｰ
＞紫苑

俺を呼んだか！…と、おぉ…驚いたぞ。俺を呼んだのがこんなにか弱き人の子であったとはな！(祠の上に胡座をかき、豪快に笑い声響かせて)
さて、これをくれると言ったな？となれば此方としても礼をしないわけにはいかない。本来ならばこの帰り道を教えてやるのだが…ふふん、まだ帰る訳にはいかぬ事情があるようだな？(ふわり、降りると屈んで目線を合わせ)まずは名を、お前の名を聞かせてほしい。

>焔さま
わわっ！お、大きいきつねさま…。ええと、僕は紫苑、といいます。
（自分の倍近くはありそうな大きな相手に怯んだように1歩後ずさるも、慌てて背筋を伸ばして自らの名を名乗り。今の今まで心細くて帰りたい気持ちでいっぱいだったのだが、相手が現れて安心したのか唇を尖らせ）
…父上と喧嘩をして、飛び出してきてしまったのです…。ですが、父なんてもう知りません！僕はおきつねさまとたくさん遊ぶんです！

ｰ焔ｰ
＞紫苑

紫苑、良い名だ。俺は焔という。この祠の主であるが…ふはは！なんとも勇ましい奴よ！うむ、そうやって刃向かえる勇ましさのあるやつは嫌いではない。(威勢の良い宣言を聞くと豪快な笑い声響かせ、声色には一層喜びの色を見せて。気に入った、とばかりに相手の頭をガシガシ撫でると立ち上がり)
さあて、ここには人の子の遊ぶものなど無い。自然ばかりが広がっておるが…ふ、紫苑はそっちの方がよっぽど好きだと見える。どうだ？(周囲をぐるりと見渡し、微笑みつつ問いかければ)

>焔さま
ほむら、さま…。…すごい、燃えてるみたい！あはは、格好いいです！（相手の名を繰り返して呟けば感嘆の声をあげ、頭を撫でられると楽しそうにきゃっきゃと声をあげて）
ふふーん、山遊びなら任せてください、僕は一人前の術師になるのですから！追いかけっこですか？それともかくれんぼ？（きらきら、と抑えきれないほどに瞳から星を飛ばして、今にも走り出しそうに相手の右腕を取り）

名前：村瀬 舜 (ﾑﾗｾ ｼｭﾝ)

年齢：18歳 (高3)

容姿：身長169cm｡無難に黒髪でｾｯﾄが楽そうだったので緩いﾊﾟｰﾏがかかったｼｮｰﾄﾍｱ｡黒瞳｡私服は拘りがなく､取り敢えずゆるｺｰﾃﾞ｡暑さより寒さに弱く､ｸｰﾗｰが苦手なため夏でも 羽織れる長袖を持ち歩いている｡

性格：至って普通の男子高校生(自称)。
マイペース。怠慢癖。方向音痴。お昼寝大好き。
間延びしたしゃべり方で緩い印象を与える｡
幽霊は信じているが神様などは信じていない方。

備考：怖がりなのに高校最後の思い出として肝試し(但し昼間)に引っ張り出されてやってきた。
持ち前のマイペースさと方向音痴で絶賛迷子中。
お昼に残った(嫌いで残した)いなり寿司3つ所持。

食べ物を分ける(？)…目に留まった祠：蔦の絡む祠

(/参加希望です！)

ｰ焔ｰ
＞紫苑

ふむ、己の名を褒められるのは悪くないなぁ。無邪気な童子は好きだぞ！術師、そうかそうか！なればいずれは俺をも使えるほどの術師になるのであろう(相手のひとことひとことにいたく楽しそうに返すと、相手の問いかけにしばし頭を傾げ)
ならば追いかけっこ、それにしよう！さぁ鬼はどちらにしようか。この俺から逃げられる自信があるのならば俺が鬼になっても構わんぞ？(腕を引かれながら広いスペースへと歩いてゆき、上記を述べるとにたりと挑発的な表情を受かれべ)


-重-
＞舜

(/pfありがとうございます！もしよろしければ絡み文を出していただければ幸いです…！スレを開いた一番初めの文章は重を意識した文章ですのでそちらに絡んで頂いても大丈夫です〜！

>重
んんん…ぜんっぜんわかんねぇ…(スマホでナビを開くも立ち位置や向きも分からずぐるぐると回り)
はぁぁ、…やっぱ来るんじゃなかったなぁ…。
…お～、なんかキレーな花咲いてる (ナビは諦め、適当に歩いていると鳥居が見え。人がいる可能性に賭けてくぐって進んで行くと、様々な祠を見付けては戸惑い。"祠＝なんか怖い"と感じ、踵を返そうとしたところで華やかな祠が目に入り近寄り。近くに咲いている花の前にしゃがむと呑気にスマホで写真を撮り始めて)

ｰ重ｰ
＞舜

やぁ！その花、綺麗だろう？それは秋にしか咲かない花で、俺もお気に入りなんだがね…(複数並ぶ祠のひとつ、一際植物の多い場所から不用意に驚かせぬよう静かに一部始終を覗いていたが目の前の彼が自分のお気に入りの花の前で立ちどまり、何やら電子機器で操作を始めた様子に我慢できず。思わず後ろから声を掛けてしまい、口をついて出てしまう言葉を自制すると咳をひとつ)
…ところで、ここに人が来るなんて珍しいじゃないか。また迷い人かい？(複雑な道をしているらしいこの森で迷う人間は数多く。しかし最近は森にはいる人間自体が少ないらしく、貴重な出会いにどこか嬉しそうな声色で)

>焔さま
焔さまを従える…？…おきつねさまは、尾の数が多いほど強いって学びました。焔さまは…いち、にい、…きゅう。…えええ！？（相手の後ろに回り、その尾の数を数えて驚いたような声を上げ）
九つの尻尾があるおきつねさまに追いかけっこで勝てたら、父上はきっと褒めてくれるはず…。ようし、焔さま、十数えてから僕を追いかけてください！（一瞬だけ怖気付いたように袴を握るも、瞳をかっと開いて相手を見据え。両手を前に出して十、の数字を表すと、踵を返して森の方に駆け出し）

ｰ焔ｰ
＞紫苑

はは、よい驚きっぷりだ！俺を従えるような立派な術師になるのだろう！ほれ、逃げた逃げた。(相手の反応に満足したように口角上げ。相手の勇姿に深く頷くと相手の指示に素直に従い、ひとつ、ふたつと数を数え始め)
…ここのつ、とお。(数え終えれば相手のあとを追いかけるように駆け出して。とは言っても相手は自分と較べ背丈も低い子供である。さすがに全力を出すことは無く、後ろから楽しげに「もっと早く走らぬと追い付いてしまうぞ」等と声をかけながら程々の速度を保ち)

>重
うぁい!? わ。え～っと…え～…あ! ハロウィン? まだ早いと思うけど。は～、めっちゃビビった～。(完全に油断しており、突然の背後からの声に盛大に肩を揺らして素っ頓狂な声をあげ。しゃがみこんだまま慌てて振り返ると随分見た目が派手な人がおり。幽霊…にしては派手。では人…だとしても不審な点がいくつかある容姿に、上から下までジィと訝しげに眺め。相手の反応などお構い無く、自分の中でしっくりくる答えを見付けると気を許したかのように笑いながらビビったと述べ)
あ、迷子。…ん～、俺がってよりあいつらが迷子って感じ。 オニーサンは? (相手の言葉に現状を思い出し、立ち上がって。迷子の自覚はあるものの素直に認めるのも何か嫌で。相手を勝手にパリピ認識しており、特に気にも留めずに視線はまわりの植物を眺めながら、こんな何もない森で何しているのかと尋ね)

>焔さま
むむ、このままでは…、そうだ…えいっ！（慌てて懐から出した半紙を咥え、ぱん、と手を鳴らせば自分のそっくりな式神が二体、煙と共に現れて）
これで焔さまの目をくらます作戦！ふふ、今のうちに逃げるのですー！（無表情に逃げ出す式神と自信たっぷりに頬を緩める本人、本物がどれかは一目瞭然なのだが、それには気づいていないのか余裕そうに走り出すと、近くにあった小石に足を取られ、）……わわっ！

ｰ重ｰ
＞舜

ハロウィン？…って、アレかい？少し前に入ってきた西洋の文化だろう？魍魎に化けて菓子をぶんどるという、あの！…俺はべつに化けちゃいないんだけどよう。
(相手の口から出てきた耳慣れない言葉に初めこそ首を傾げたが、何年も前に人里に降りた時に耳にしたそれだと気がつけば合点がいったとばかりに手を叩き。多少間違った認識の知識を披露すれば、己の色鮮やかな髪の毛をひと房持ち上げ、これのせいだろうかと唇尖らせて)
俺の祠の前で何かやってる人間を見つけたからよ、興味を持って話しかけたのさ。それから俺はオニーサンじゃなくて重。お前さんの名前も教えてくれないかい？
(相手との認識の齟齬があるらしい事は分かったが、今はとりあえず会話を続けるために相手の名前が知りたい。それ故にとりあえずその事は一度置いておき、己の名を告げれば相手の胸にとん、と人差し指を指して)


ｰ焔ｰ
＞紫苑

ほう！その歳で式神を使えるか。うぅむ、これではどれが紫苑か分からぬなぁ。困った困った！
(式神をその場に出現させることができるとはさすが術師の息子であるか、と素直に感心し。わざと大きな声で見分けのつかないふりをしていると目の前で相手が躓きそうになっている姿があり、思わず飛び出して)
………無事、か？(相手を抱える姿勢で一瞬の間が空き、その間に怪我をしていないことを確認すると安堵の表情を浮かべて。安心させるかのように優しく声を掛ければ)

>重
もうりょう…?あぁ！そそ、そんな感じの。ん～…？もしかしてすっごい爺さん？か、お化け役…？
(普段では聞き慣れない言葉に一瞬首を傾げるも、魑魅魍魎の魍魎か、と合点がいき頷いて。しかし相手の反応からしてハロウィンコスでは無さそうなことと言動を不思議に思い再び考え出すとブツブツとしっくりくる答えを呟いて)
、重…ｻﾝ。あ～舜、です。村瀬舜。てか、俺の祠？
(名乗られると小さく声に出し一応"さん"を付け加えて。教えてもらったんだし自分も名乗らなきゃだよな～ってことで、改めて視線をそちらに向けて目を合わせながら名乗り。自己紹介に意識がいく前に引っ掛かった言葉を口にして)

>焔さま
は、はい……。ありがとう、ございます…。（突然の事で驚いたためか式神達はあっけなく消え、しがみつくように相手の着物をぎゅっと握り、空いた手は高鳴る心臓を抑え。優しい声と安定して抱えられている体勢に何処と無く父親の影を感じたのか、急に心細くなって瞳に涙を溜めて、鼻をすん、と鳴らし）う、うう…父上ぇ……。