おきつねこんこん、はらのなか(指名制/遅)

ｰ重ｰ
＞舜

ハロウィン？…って、アレかい？少し前に入ってきた西洋の文化だろう？魍魎に化けて菓子をぶんどるという、あの！…俺はべつに化けちゃいないんだけどよう。
(相手の口から出てきた耳慣れない言葉に初めこそ首を傾げたが、何年も前に人里に降りた時に耳にしたそれだと気がつけば合点がいったとばかりに手を叩き。多少間違った認識の知識を披露すれば、己の色鮮やかな髪の毛をひと房持ち上げ、これのせいだろうかと唇尖らせて)
俺の祠の前で何かやってる人間を見つけたからよ、興味を持って話しかけたのさ。それから俺はオニーサンじゃなくて重。お前さんの名前も教えてくれないかい？
(相手との認識の齟齬があるらしい事は分かったが、今はとりあえず会話を続けるために相手の名前が知りたい。それ故にとりあえずその事は一度置いておき、己の名を告げれば相手の胸にとん、と人差し指を指して)


ｰ焔ｰ
＞紫苑

ほう！その歳で式神を使えるか。うぅむ、これではどれが紫苑か分からぬなぁ。困った困った！
(式神をその場に出現させることができるとはさすが術師の息子であるか、と素直に感心し。わざと大きな声で見分けのつかないふりをしていると目の前で相手が躓きそうになっている姿があり、思わず飛び出して)
………無事、か？(相手を抱える姿勢で一瞬の間が空き、その間に怪我をしていないことを確認すると安堵の表情を浮かべて。安心させるかのように優しく声を掛ければ)