おなかぺこぺこ、おきつねさま 2018-09-27 23:01:03 |
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★赤い祠
真っ赤な鳥居を抜けてまっすぐ進んだ先にある一際立派な漆塗りの古い古い祠。おきつねさまは神様の時代からここに居る真っ赤な九尾のおきつねさま。
焔 ーほむらー
♂ 198cm
深紅の自慢の髪の毛は炎のように広がり、後ろのひと房のみを三つ編みに結っている。瞳は金色。腰に古代剣を携えている。
人が好きなおきつねさま。近くを通りかかる人間には何かと世話を焼き、やたらと話しかけにいってしまう。細かいことは気にしない大雑把な性格。
「此処が気に入ったのであればいつでも遊びに来るが良い!我らは喜んで迎え入れよう」
「泣くな、人の子よ。俺はお前らの泣く姿にめっぽう弱いのだ」
★黒い祠
赤い祠の左斜め前に建つ2番目に古い、漆黒をまとった祠。おきつねさまは細く華奢なまるでこどものような姿をした八尾の漆黒のおきつねさま。
宵 ーよいー
♂ 138cm
真っ黒な髪の毛は短く切りそろえ、真っ赤な組紐で後ろの辛うじて結べる髪の毛をを結っている。大きな瞳と褐色色の肌が特徴。
焔に遣えていたおきつねさま。自分の祠を持った今でも遣えていた頃の子供の姿をとっている。長く生きているが人を直ぐに信じてしまうような面も。素直な性格。
「なんだ?俺の尻尾が珍しいか?触らせてやっても良いぞ!その代わり、その袋の中身をだな…」
「お前!俺を騙そうとしただろう!次は絶対に引っかかってやらないんだからな!」
★白い祠
赤い祠の右斜め前に建つ時を感じさせないほどに綺麗な白い祠。おきつねさまはのんびりとした物腰柔らかな六尾の白いおきつねさま。
白雲 ーしらくもー
♂ 178cm
白く長い髪の毛は下の方で緩く結われている。きつねらしからぬとろんとした瞳と長いまつ毛が印象的。遣えているきつねのおかげで身なりだけはきちんと保たれている。
マイペースで自由なおきつねさま。宵とそう変わらない年齢の割にその性格のおかげで随分と遅れを取ってしまった。それもまぁいいか、で流してしまうのがこのおきつねさま。
「ようこそいらっしゃいました。どうぞその辺にお掛けください。まぁ、好きに過ごしてくださいな」
「もうお帰りになるんですか?もう少し一緒にいましょうよ、ね。そうしましょう」
★さびた祠
赤い祠の左後ろに建つ老朽化の進んだ祠。金具が錆びて開く度に軋む。おきつねさまは影のある物語を愛する三尾のおきつねさま。
単 ーひとえー
鼠色の髪の毛は乱雑に切られており、整えずにぼさぼさと乱れている。瞳は深い暗黒色、不健康そうな白い肌。祠の中には書物がたっぷりと積まれている。
少し悲観的で心配性なおきつねさま。人見知りしがちだが気に入った人にはやたらと過保護になったり許容範囲が広がったりと、身内には甘い性格。
「そ、それくれるの…?俺がここの主だからって君の分までくれることはないよ、そんな偉い狐でもないんだし…」
「君、雨があがるまでここで本でも読んでいなよ。ほ、ほら。滑って転んだりしたら…服も台無しだよ…」
★蔦の絡む祠
赤い祠の右後ろに建つ植物の絡まった祠。傍には季節によっては綺麗な花が咲くことも。おきつねさまは着飾ることとおしゃべりの好きな三尾のおきつねさま。
重 ーかさねー
黄金色に複数の色が差された極彩色の左右非対称の髪の毛。右が明るい桃色、左が透き通る空色の瞳。流行りの服を好み、祠の中は色とりどりの着物が並ぶ。
話すこと、自他ともに着飾ることがだいすきなおきつねさま。暗い雰囲気の単とはそりが合わないが、気に入った人にはやたらと過保護になってしまう事は共通している。
「ちょいと、そこのお人。少し俺の祠に寄っていかないかい?ほらほら素敵な柄の着物だろう?」
「あ、馬鹿だねぇ。まだ少し風が強いんだから今出ていったら整えた髪が台無しだぜ?」
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