>焔さま は、はい……。ありがとう、ございます…。(突然の事で驚いたためか式神達はあっけなく消え、しがみつくように相手の着物をぎゅっと握り、空いた手は高鳴る心臓を抑え。優しい声と安定して抱えられている体勢に何処と無く父親の影を感じたのか、急に心細くなって瞳に涙を溜めて、鼻をすん、と鳴らし)う、うう…父上ぇ……。