彼女のヒミツ -NL/女性募-

えぇっ、使うの…？
（自分としては半分ﾎﾞｹ混じりで取り出した軍手であったが、予定外にも相手の手に渡ることとなり何とも微妙な表情を浮かべる。やはりどこか集中できないのか首を傾げる彼女、それもそのはずこちらから見ても軍手しながらキッチンに立つその姿はかなり異様で、そもそも料理時に軍手をつけるケースなんていうのは自分の経験からしてバーベキューの時ぐらいしかなく、「やっぱ軍手はおかしいから！」ゴム手袋ですらハテナマークが浮かぶのに軍手ともなると外させざるを得ない）

えぇ?だって折角探してくれたし…
(自分の家でしかこんな光景はないだろうが、いつもゴム手袋をして料理をしていた母親のもとで育ってしまったからかそれが普通だと思ってしまい。郷に言っては郷に従え、と言われてはいるがとりあえず相手の言うとおり軍手を外してみて。やはり素手でフライパンなどを触るのはなかなか慣れないものだなぁ、と考えながらフライパンを手に取ってみて、「変じゃない?」と逆に相手に問いかけて。

そんなこと気にしなくて良いんだってば！
（自分の好意を無駄にされないことは嬉しいのだが、やはり気を使わせている感が否めないのも事実、もっとこう楽に接してくれればいいのにやはりまだどこかで壁があるように感じる。「変じゃない。」フライパンを素手で持ちながら変じゃないかと問われるのは初めてだ。そもそもこれが普通の光景なので考える間も無く何も変ではないことを表情変えずきっぱりと断定し。）

じゃあ、今日はこれでやろうかな!
(変じゃないと言われれば、これでいいのか、と若干引っ掛かる部分もあるがまぁ、いいか、と考えて。やはり自分の家が異端なのか、母親の真似をしては常識外れか、などと考えれば首をかしげて。「ねぇ、やっぱり変じゃない?」念を押すように再び問いかけてみるが、これが普通なのだから変に見える訳がない。しかし、やっている本人は違和感があって

もう…変じゃないってば…。
（逆にフライパンを素手で持っている姿のどこを見れば変に見えるのだろうか、まだ念を押すように問うてくる相手に流石に少しイラつき始めるも、それを抑えて顔に出さず、呆れたように上記を述べる。「さぁさぁ、俺は何すればいい？」いつまでもこうしてると料理どころではないと、両腕の袖を捲り上げて気合を入れると食材を見回しながら手伝うことはないか問いかけ。）

じゃあ、悠也くんはポテトサラダ班ね‼︎
(水道で手を洗いながら相手に向かってそういってはきっちり30秒手を洗い、「私ハンバーグね?」なんていかにも相手がポテトサラダぐらいは作れるだろうという勢いで話を進めて。ボウルに買ってきた挽肉と卵などを入れ始めて。塩とコショウはどこだろうかと視線をうろつかせては「塩とコショウってどこにあるの?」と問いかけて

ポテトサラダね、オッケー。
（とはいったもののポテトサラダすら作ったことがないため不安を抱くものの取り敢えず作業を開始。まずはこれをしなきゃ始まらないと、じゃがいもの皮をピューラーを使って剥きながら相手の問いに「そこの棚にあるよー」と調味料やらが入っている棚を顎を使って示し。皮を剥いたけど次何すればいいんだろう…過去の実家での記憶だけを頼りに鍋へじゃがいもを投入して茹で始め、茹でている間相手の隣で作業を覗き）

了解ー!
(相手に示された場所に近づいては塩とコショウを取って並べて。一旦手を洗っては玉ねぎを切り始め、きったものを先程のボウルに牛乳に浸したパン粉と一緒に入れ、よく混ぜて塩とコショウを適量振り、そこまでやったところで相手の視線に気づいて「どうしたの?」と。ボウルの中のタネをまぜながら問いかけては程よくまざったので食べやすい大きさに丸めはじめ、「ごめん、お皿取ってくれないかな?」と控えめに

ん？いや、ちゃんとやってるかなーって。
（相手の作業をじーと眺め、ふいに話しかけられれば特に用があったわけでもなかったためそう伝え、こうやって二人でキッチンに立つのがまるで新婚さんみたいだと思っていたことは言わず。「ほいほい」と軽く返事すればお皿を2枚程取り出して相手の前に置き。そろそろ茹で上がったかな？と鍋の前に戻るとじゃがいもをボウルに移し、「これ後潰せばいいだけ？」とめん棒を持ちながら作業中の相手に問いかけ）

ちゃんとやってますよー‼︎
(相手の言葉にそう言っては出されたお皿にお礼をいいながら食べやすいサイズに形を整えたハンバーグを並べていって。問いかけられれば、「にんじんとかハムとか入れるといいよ?あときゅうりと玉ねぎとかー」と指折り数えながら教えて、どこから発見したのかラップを皿にかけて冷蔵庫に入れ。ポテトサラダに必要なのはなんだっけ、と思考すればマヨネーズと塩、コショウなどが頭に浮かんでは、「悠也くんが入れたいもの入れて大丈夫だよー」と笑って

ふむふむ、それじゃあ適当にー。
（次に行う工程を相槌打ちながら聞けば切り分けたじゃがいもをボウルの中でそれっぽくなるまでめん棒ですり潰し、言われた通り人参ときゅうりとハムを細かく切りボウルの中に投入しスプーンでかき混ぜる。まぁポテトサラダっぽくはなってるしこれでいいやと少しばかり妥協してボウルを相手の前に置けば「味付けは任せた」と、一番重要かつ一番不安も大きい作業を相手に託し。）

主様へ

すいません‼︎
私、とても重要なこと言い忘れてました‼︎
実は今日から学校行事の学習合宿会があるんですよ…
ですから、次に返信出来るのは24日の夜からになってしまいます‼︎
報告が遅くなったこと、返信をお待たせしてしまうことにお詫び申し上げます。
本当にごめんなさい‼︎

（/ほいほい了解ー、そんなかしこまらんくてもええよｗｗ
しっかり勉強してらっしゃいノ）

(遅くなりスイマセン!木曜日は疲れて返信どころではなく、金曜日はテストでした、ははは←


え!?だ、だめだめ!私これからハンバーグやくから!
(一番重要な工程を任されると手を振りながらそうこたえて。ポテトサラダくらいなら家で何回か作ったことがあるが、自分に合わせた味にしているため、親に食べさせたときに「辛い」「しょっぱい」を連呼されて。相手に合わせて作ればいいかなぁ、なんて考えてみるが、そんな高度な技術など持ち合わせているわけでもない。

えぇー、味付けくらいしてくれてもいいじゃんかー。
（露骨に嫌そうな顔をされればすぐに終わるでしょーとブーたれる。実際味付けにかかる時間など数秒ほど、ただ分量が分からないから相手に頼んでいるわけであって料理に疎い自分にとっては丁度いい味付けなどは至難の業なのだ。「どうしてもあれならハンバーグ焼いとくからさー」センスを必要とする味付けに対し焼く作業なんかはフライパンの上で転がしておけばいいだけという認識があり、これなら自分でもできると踏んで、仕方ないなぁみたいな顔をして）

（/おかえりー！みっちり鍛錬してきたようで良かったですｗ5日間PC触れないとか主なら禁断症状出るわｗｗ）

じゃあハンバーグ焼いて貰おうかな。
(ハンバーグを焼くという相手に承諾しては冷蔵庫で寝かせておいたハンバーグを取り出して。自分はポテトサラダの味付けをしようとマヨネーズ、塩コショウをだしてはボウルに入れていき。だいたいこんな感じだろうな、と当たりをつけては混ぜはじめ、どこからかスプーンを見つけ出しては「はい、あーん。味見してみてー」と相手の口元に近付けて


(/私も手がすっごい震えました！
もう数字とか英文とか見たくないですwww

よっしゃ任せろ。
（ハンバーグを託されては冷蔵庫にあったそれを受け取り、あらかじめ油をひいて温められたフライパンに一つずつのせていく。焼き加減の基準なんかが分からず真剣な表情で焼かれていくハンバーグを見つめながら十数秒ごとに箸でプスプス刺して確かめてみるもやっぱりよく分からず。「あーん…辛っ…めで美味しいよ」味付けが終了したのか差し出されるスプーンを口で咥えると、不意打ちのごとく濃い目の味が口に広がり思わず一瞬そう口にしてしまうもその後の完璧ともいえるフォローで上手く取り繕い）

（/おぉ、手が震えてしまうタイプか！ｗ
主は叫ばずにはいられなくなるタイプです！←どんなタイプや）

辛いよね?私辛党だもん。
(相手の指摘に苦笑しながら答える。どうやら自分は辛党らしいと判明したのはごく最近の話、友達で韓国料理を食べに行った時の事だ。辛いと噂されるものを全くの無表情で食べ進めていたと友達が自分に教えたときはビックリしたが、辛党という言葉は簡単に自分の中に落ちてきて。とりあえずマヨネーズをたしてみようかとマヨネーズをたし、いつかテレビでやっていたように粉チーズを少しだけ入れてみて

(/叫びたくなる衝動はどうにか抑えました‼︎ww
携帯は自宅に必ず置いてくること、見つけた場合は即没収、って酷くないですか⁈

あーそうなんだ…あっはは…。
（辛党の彼女の付けた味に辛いと言ってしまったてまえ自分も辛党であるということは口に出せず、というよりも辛党ではないかもしれないとも思い始め相槌打ちながら苦笑いを浮かべる。取り敢えず食べれないものではなかったし後は彼女に任せようとハンバーグに再び目を移せばこんがりと焼き色がついている、しかし中身が生焼けという状態も否めない。こんな時は自分で決めず先生を呼ぶしかない、「先生、これもういけますか？」と隣にいる相手の肩を叩いて呼びかけ）

（/早くBL同人誌読みてええええの衝動を抑えたんですねわかりますｗｗ
うわなにそれ厳しっ、もしものことがあった時の場合のために持ってくるくらいいいでしょうにｗ
何となく私立臭が漂いますな。）

悠也くんは辛党なのかな?あ、でもさっきので辛かったら違うか…
(相手が思っていることなど露知らずそんな事を言ってポテトサラダを冷蔵庫に戻し。相手に問いかけられれば箸で刺した後が見受けられるハンバーグをみて「はい、もう大丈夫でーす」と笑顔で言ってみせて。次はソースか、と考えるが和風ソースと一口に言っても色々ある。「大根おろしとポン酢とか老いそうじゃない?」とありがちなものを相手に言ってみて

(全くその通りです!早くセイチャ来てぇぇぇえええええ!!っていう衝動もありましたw
私立ですよー、中高一貫のwww
制服が中学と高校で違うのでお金掛かる掛かるで大変なんですよwww