一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
通報 |
〈倉木真澄〉
「…ん、上出来…流石傑だね。」
(彼と老害が電話している最中。電話の向こうで慌てに慌てる老害共の様子が目に浮かぶようで、声を上げてひたすらにげらげらと笑っていたが─そんな事をしている内に通話が終わったらしく、携帯を返された。まだ若干笑みを噛み殺したままではあったが、自身の思惑通りに応えてくれた彼の頭を撫で、優しい声で褒めながらその唇へ─上手くやれた"ご褒美"、とでも言うように、自身の唇を重ねてやる。─腕の辺りから五条の、羨むような眼差しが突き刺さっている気がするが─頭を撫でて宥めてやりながらも、重ねた唇は離さずに此処を開けろ、と言う意味を込め─舌先で彼の唇を軽くノックした。開くまでの間は唇の輪郭をなぞったり、犬のように舐めたりと戯れていたが、するり、とその頬に手を滑らせて─手触りの良いその皮膚の感覚を楽しむ。頬を優しく撫でながらも催促は止めず、彼の反応をじっと伺った。)
──
〈五条悟〉
「…お前、ちっちゃいからじゃねーの。」
(結局、ホイップクリーム増量のトッピングをしたらしいパンケーキとパフェが五条の眼の前に運ばれてくる。五条はそれをじっと見つめた後、ぼそりとそんな言葉を溢した。)
トピック検索 |