一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
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〈倉木真澄〉
「…随分と熱烈な挨拶だったんで、驚いたよ。」
(臀部を叩いてやると、びくりと身体を震わせて起きたらしい彼の中から、自身の肝心な箇所が粘着質な音を立ててゆっくりと引き抜かれていく様を─何処か楽しげに眺め、そう口にして笑ってみせる。このホテルのチェックアウトは昼、今は─雑に見積もっても朝の5時程度だ。チェックアウトまではまだかなり時間があり、また付き合わされるかもしれない─と言う一種の危惧を纏った溜息が唇の端から漏れる。五条は暫く寝惚けていたようだが、目隠しを外したまま倉木達の元へ近付いてきては─「おはよ、真澄。…傑もおはよ。まだ朝だけど─どうする?」と言葉の節々に何となく含みを持たせた調子で問い掛けつつ、こてんと首を傾げた。続けてくあ、と小さな欠伸が五条の口から飛び出す。その様子を横目に煙草の煙を吐き出し、「……僕は何でもいいよ。」と彼らに全ての判断を委ね、短くなった煙草を灰皿に押し付けて揉み消した。)
──
〈五条悟〉
「…やっぱ傑じゃねーか!」
(引き下がって少しした後、夏油から掛けられた言葉に反応した五条は─ガタン、と椅子が倒れるのも無視して声を荒げた。家入は我関せず、といった調子で彼女の方に顔を向け、"へー。そんなに?"と尚も問い掛ける。)
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