一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
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〈倉木真澄〉
「………ん…」
(夏油が自身の身体を使い、快楽に溺れていることなど露知らず。五条の体温が心地好かったのか、寝息を立てて静かに眠っていた倉木は─ふと目を覚ました。部屋の大きな窓から差し込む太陽の光はうっすらと明るく─早朝辺りまで深く眠っていたことが分かる。微かに声を上げて身体を少しばかり動かせば、倉木の身体は夏油の身体とまだ繋がったままだったらしく─横たわって眠っている彼の身体が連動してびくり、と震えた。その様子にくっ、と喉の奥で噛み殺すような笑い声を上げながらサイドテーブルの煙草を取り、備え付けのライターでカチリと火を点けて─ふわり、と口から煙を吐き出す。繋がったまま眠っている彼の臀部を軽く叩き、「…こら、夏油くん…起きな。このままだと抜けなくなるよ。」と呼び掛けつつ、隣で眠る五条のことも適当に起こしておいた。眠い、だのと文句を垂れながらも─目を擦り、大人しくベッドから降りる五条の頭を撫でてやる。)
──
〈五条悟〉
「……ぜってー傑。」
(五条はぶつぶつと文句を垂れていたが、やがて引き下がって─自席にどすんと腰を下ろした。家入は"見に行ったけど…随分寝てたな"と揶揄い混じりに笑う。)
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