一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
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〈倉木真澄〉
「…ほら…頑張れ、頑張れ。」
(─あと少し押せば、声だけで絶頂させることも出来そうだ。享楽主義者の本性が再び顔を出し、青灰色の瞳を意地悪く細めながら─態と彼が快感を拾えであろう位置から指を僅かにずらしつつ、ゆるゆるとした焦れったい速度で指先だけを動かす。五条はその意図を何となく察したのか、腰を揺らして指の位置を調整し─度を越した快感に蕩けてはいるが、酷く美しい顔で夏油傑に微笑んでみせた。「…傑ならイケるって─一緒に堕ちようよ。」倉木はそのまま五条が彼の手をぎゅ、と優しく握るのを静かに見下ろしていたが─悪戯っぽく微笑んだかと思えば彼の耳元へ唇を寄せ、「……ね、傑。─僕の声だけでイってみせて?ちゃんと出来たら…"ご褒美"あげるから。ね?」と脳へ刻み込むように柔らかな声で語り掛けた後─「…傑、イけ。」ねっとりと彼の耳朶に絡み付くような、酷く甘い掠れ声でそう囁きながら─指をぐい、と曲げ、気持ち良いトコロを刺激してやる。)
──
〈五条悟〉
「…あ?おい、硝子!」
(五条は夏油の言葉に同じく青筋を立てながらも、横目で家入の方を見て声を荒げる。─家入はふん、と鼻を鳴らして笑いながら─彼女を更に引き寄せた。
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