一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
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〈倉木真澄〉
「……分かったよ。それじゃあ、何して遊ぶ?」
(夏油傑の返答を聞き、半ば諦めたような溜息混じりの言葉を煙と一緒に吐き出す。すると五条はクローゼットの中から─何故か黒と白の2着が用意されているフリル付きのエプロンやら、バニー服やら、ナース服やら何やら─といったコスプレ衣装とそれに使いたいらしい道具や玩具を大量に持ち出してきたかと思えば、それをベッドの上に並べて置き─どれも面白そうなんだけど、と前置きした後で、首を捻って悩んでいたがふと、「ん~……あ、傑が決めていいよ。傑が選んだやつなら外れないと思うし。」と判断を夏油傑に一任して肩を竦めた。─一方倉木は、並べられた衣装から要求されるであろうプレイについて大方の予測が付くのか─再び疲れと諦めの混ざった溜息を吐き出しながら黙っている。その間も早く選べ、と言わんばかりに五条の六眼─透き通るように美しい空色の宝石が二粒、じっと夏油傑を見つめていた。)
──
〈五条悟〉
「……やめろよ。そいつのペア、俺だから。」
(五条は呑気に大欠伸をしていたが、夏油の言葉を聞いた瞬間─ぴしり、とその空気にヒビが入る。そうしてその後は夏油を睨みつけながらそう口にした。)
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