一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
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〈倉木真澄〉
「…はは…ならいつか、そう調教してあげるよ。」
(彼の言葉に乾いた笑い声を上げ、上体を起こしたのを見届けた後─ちゅ、とその胸板へ唇を寄せては軽く皮膚に吸い付く。小さな赤い鬱血痕を肌に残し、彼から離れ─再び煙草に火を点けてふわり、と煙を部屋の天井に向けて吐き出した。夏油傑の髪と五条の髪をそれぞれの手で柔らかく掻き乱し、気まぐれに唇を落とす。正真正銘、最強の二人を─思うままに喰らえる男は、今ここに居る倉木真澄だけだった。頭を撫でられてご機嫌な五条は倉木の腕に蛇の如く絡み付き、恍惚とした表情で頬を擦り寄せながら「ねえ、真澄。傑よりも僕の方がいいよね?だって僕、傑よりも真澄と居る時間長いもん。」と自身だけを見ろ、と言わんばかりに─空色の六眼でその整った顔を見上げる。倉木は自身に向けられる重い執着を─煙草の煙と共に軽く受け流し、「さあ、どうだろうね…まあ、強いて言うなら…身体の感度は夏油くんの方が好みかな。」とはぐらかすように皮肉っぽく微笑んでみせた。)
──
〈五条悟〉
「……おう、まあな。」
(流石に眠れなかった、などと情けない事を言う訳には行かず─五条は彼女の言葉に曖昧な返答を返す。くあ、と大きな欠伸を一つ、その様子を見た家入に"眠いんじゃねえか"と揶揄われていた。)
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