学生A 2022-01-12 23:44:29 |
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>白野トワ
……まったく。貴女も大した女性ですよ。いや、無謀というべきか…私が礼儀作法を弁えない連中なら、今ごろ貴女は取って食われていましたよ。
( 恐怖、侮蔑、懇願…今まで出会った多くの人間が見せた反応とは全く異なる反応に思わず眼鏡の奥の瞳が見開かれたのも気づかない様子で。すぐに衝撃から立ち直ると、またいつもの調子で口元に笑みをたたえて見せる。誇り高きヴァンパイアとしてのポーズを保つための儀式。そうして差し伸べられた華奢な白い手に視線を落とすと忠告めいたことを口にすると同時に、悪魔を受け入れる覚悟があるのかを改めて問う。選択権はそちらにあると示すように彼女から扉が見えるように移動して。 )
そうやって誰彼構わず手を差し伸べていると、いつか闇に引きずり込まれるかも知れませんよ?
>日谷リン
なるほど。だから私と話しているときも落ち着かないと?
( 彼が本を戻す際に見せた何かを気にするような不審な動きを捉えながらも調子を合わせるように頷き。相手の言い分自体にそれほど不審な点はない。しかし、一つ一つを繋げて考えるとどうしても違和感が残る。あまり質問攻めにしすぎてもこちらが怪しまれることになる。本棚を背にして腕を組みながら立つと、相手を横目に本気か冗談かわからないことを口にしつつ、同時に逆巻の家名にどう反応するかを観察して。 )
そういうことでしたら貴方は運がいい。「自分は逆巻家の次男と関わりがある」と言えば、貴方の態度を気にする名家の生徒はいなくなるでしょう。
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