これは護身用じゃなくて……俺の大事な、コレクション…… (教室の外、開いていたドアから此方を見て驚いたのだろう。包帯を解いたまま、傷だらけの左腕を顕にした状態で、お互いの姿がよく分かる距離までゆっくり近付くと、少女から掛けられた言葉にやや不満そうな顔をして上記を述べながら持っていたナイフを横に持ち片手で大事そうに撫でて。少女の姿をじぃ、と見た後、不思議そうに) 俺は……無神アズサ……君は?