それぞれの道、それぞれの夢〆

[東雲穹]
ははっ、俺はこのままマックイーンも手に入れるつもりだからさ。それじゃ傷口洗い終わったからトレーニング再開しよっか
(冗談を言ってるようにも聞こえるがその目は本気だと言うふうにマックイーンを見つめながら立ち上がってこれ以上トレーニングを止めるのも彼女に悪いので少し無理してでも再会しようとし)

[スペシャルウィーク]
タイヤってそんな風に使うんですね……でもやってみますね！
(そんな風にトレーニングするなんて思いもつかなかったので圧倒されながらも好奇心が勝ってやってみたいと和気あいあいと伝え)

【メジロマックイーン】

トレーニングを再開するのは構いませんが、並走はここまでにして一旦学園へ戻るべきですわ。怪我は大した事ないようですが、その足で私と共に走るのは現実的ではありませんわ
(自分のトレーニングのために力を尽くしてくれようとしてくれる相手の気持ちは嬉しいが今日のところは学園の方へと戻り、トレーニングの内容を見直すべきだと提案をして)

【如月有紗】

よし、やる気だね！それじゃあ、早速これを腰に結んで…っと、いくよスペちゃん！気合入れて！
(前向きにやる気を示した相手に親指をグッと立てて、紐を相手の腰に結んでやれば自身はタイヤの上に座ってその上から相手に向けて指示を出して)

[東雲穹]
そうだね…なんか申し訳ないな…
(せっかくの初トレーニングなのに自分のせいで中断となってしまい、せっかくトレーナーとして認められたのになと少し悲しそうな顔をして学園の方へ歩き出し)

[スペシャルウィーク]
はいっ！行きますよ…！……って、これ中々重いですね…
(早速気合を入れて足を踏み込むが、想像以上にタイヤが重いことに驚きつつ歩みを止めないが少ししか進まず)

【メジロマックイーン】

落ち込んでいる暇はありませんわよ、まだ時間はありますから学園へ戻ったらまた新しいトレーニングプランを用意していただかなくては…貴方が出来るのは並走のみではないでしょう？
(悲観的な相手の言葉に、相手がトレーナーとして取れる選択肢はそれだけではないはずだと、決してこの失敗を責めたりすることはなく、また別のトレーニングを用意してくれるのを期待しているようで)

【如月有紗】

ふふふー、そうでしょ？でも、最初でこれだけ動かせるんだからスペちゃんはやっぱ凄いよ
(本当はこれでダメならもうワンサイズ下のサイズのタイヤを使って調整してみようと思っていたのだが、ゆっくりでもしっかり前に進む相手を見れば、やはり天性のものを持っているウマ娘だなと感心していて)

[東雲穹]
うん…またマックイーンのためにトレーニングプラン考えてくるから。
(トレーナーがウマ娘に励まされるのは少し恥ずかしいと思ったが、それよりもマックイーンの優しさに胸が温かくなり、2人でのんびり歩きながら学園へと着き)

[スペシャルウィーク]
いえ…それでももっと動かしたいです…！ふぬぬ…
(トレーナーは褒めてくれるが、個人的にはもっと早く動かしたいと思い精一杯引っ張るが中々動きは変わらず)

【メジロマックイーン】

どうにか戻ってこれましたわね。さあトレーナーさん、私は次は何をすればよろしいのですか？
(学園へと戻ってくれば、今すぐにでもまた走りたいと言わんばかりに早速次なるトレーニングについて指示を求め)

【如月有紗】

スペちゃん、ファイトー！もっと姿勢落として、そうすれば力が入りやすいよ
(現状に満足せず向上心を見せる相手を応援しながら、見ていてまだ重心を低くできるはずだと相手の成長の為に少しでも役立てるようアドバイスをして)

[東雲穹]
えー…そうだな…それじゃ俺を持ち上げながら外周……いや、さすがに絵面的にまずいか…-
(目を輝かせて指示を待たれて、正直併走しか考えてなかったので咄嗟に思いついた物を言ってみるがさすがに絵面がやばいかと思い眉をひそめ)

[スペシャルウィーク]
わかり…ました…けっぱれ…私…！
(言われた通りに姿勢を落として自分を鼓舞しながらひっぱると先程よりも動くスピードが上がり)

【メジロマックイーン】

トレーナーさん、真剣に考えて下さる？…全く…とりあえず今日のところは基礎の筋トレとストレッチでよろしいでしょうか？問題ないようであれば補助をお願いしますわ
(流石に絵面とか諸々問題のあるトレーニングプランに、もう少し真面目に考えるよう苦言を呈し、それから一つため息をつくが、正式に相手がトレーナーになって今日は初日であり、軽いとはいえ怪我をしているためあまり色々言っては酷だろうと考えれば基礎的な筋トレとストレッチをするということで構わないか尋ねて)

【如月有紗】

いい調子だね！それじゃあこのまま…とりあえずこの直線の端から端までいってみよっか
(姿勢を落とした事でさっきより明らかに地面を蹴る足に力が加わり、タイヤの動きも軽くなればノルマを決めようと考え、流石に最初からコース一周は厳しいだろうと考えて相手に目標を伝えて)

[東雲穹]
え、うん…分かった…ダメだな俺…せっかくマックイーンのトレーナーになれたのに…
(指示を出すも、せっかくマックイーンに喜んでもらえたトレーニングを考えたのに自分のせいで台無しにしてしまい、逆にマックイーンにトレーニングを決めさせてしまうという事に自分が不甲斐ないと感じ)

[スペシャルウィーク]
わ、分かりました……なんのこれしき…！！
(段々と自分でも力の入れ方が理解出来始めて、ぐんぐんとスピードに乗り始めて加速していき)

【メジロマックイーン】

さあ、落ち込んでいる暇はありませんわ、まずは腹筋をしますから足の方を押さえていていただけます？
(決して相手のことを責めるようなことはせず、前向きに今出来るトレーニングを頑張ろうとしていて、早速仰向けに寝そべれば腹筋を始めようとして)

【如月有紗】

おっとと…流石スペちゃんだね、さっきまでよりしっかりパワーが出てるよ
(さっきまでよりぐんぐん速度が上がるタイヤからバランスを崩して落ちてしまいそうになったがすぐに踏み止まり、それだけ相手が成長している証だと考えれば嬉しくなり)

[東雲穹]
分かった……よいしょっと…なんかこの体制あれだな…
(マックイーンの足の上に座り込んで足に体重をかけて両腕で足に手を回して固定するも、自分の出した案ほどではないがこれはこれで少し恥ずかしいなと思い頬を染めて)

[スペシャルウィーク]
私には…努力することしかできませんのでっ！！はあああっ！！
(他の4人や憧れのスズカさんに追いつくため、さらに足に力を込めて引っ張れば砂埃を上げてどんどんタイヤは進み)

【メジロマックイーン】

…？よくわかりませんが、とりあえず始めていきますわね
(こちらとしてはトレーニングに必要なこととして特に深い意味もなくお願いをしたことであったため、相手の言わんとすることがあまりよくわかっていない様子で疑問符浮かべながら、他に何も問題が無いようであれば始めてもいいか尋ねて)

【如月有紗】
スペちゃん、ストップ！今日はここまでにしよう、目標はしっかり達成出来たしね
(気合い十分といった様子でタイヤを引っ張る相手だが、入れ込み過ぎてしまっているせいか目標として設定した直線を抜けてそのままコースを一周してしまいそうな相手にストップをかけ、身体のことを考えて今日はこれで終わりだと告げて)

[東雲穹]
うん…いいよ。……やばい…これ破壊力凄いな…うぅ…
(始めていいと指示を出し、マックイーンが体を腹筋を始めるが体を起こす度に顔が近くなったり彼女のいい匂いでより顔が赤くなって顔を手で抑えて隠したいが今は離してはいけないので我慢して)

[スペシャルウィーク]
はぁ…はぁ…あれ？私こんなに動かしたんですか！？
(無意識に追いつきたいという気持ちから自分がこれだけタイヤを動かした事に気づかず相手の声で立ち止まり後ろを見るとタイヤが通った跡を見て驚き)

【メジロマックイーン】

あの…そのように見つめられると私も流石に気になるのですが…
(最初のうちは無心に腹筋運動を続けていたが、次第に相手の目線がずっとこちらの顔を見ていることに気づくとなんだか気まずいような気持ちになって、身体を起こした状態で一旦中断しては目線を泳がせながらそう指摘して)

【如月有紗】

うん、あのまま私が止めなかったらコースをこのまま一周しちゃいそうな勢いだったよ！私が思ってるよりパワーもスタミナもあるみたいだし、もうちょっとトレーニングメニューを増やしてもいいのかな…
(誇張抜きに、そんな無茶もやり遂げてしまいそうな勢いをさっきの相手には感じていて、もしかしたら今のメニューでは不足なのだろうか、それとも限界ギリギリまで追い込むのはリスクが大きいと考えるべきか新人故に悩ましいところで)

[東雲穹]
だよね…ごめん…顔横向けてるから続けて大丈夫だよ
(ずっと見続けていたのでさすがに気付かれてしまい、なんだか申し訳無い気持ちになり顔を背けるが少し勿体ないなと思い)

[スペシャルウィーク]
はい…トレーナーさんとトレーニングしてきたおかげでスタミナもついてきたので増やしても大丈夫そうですよ！
(相手の悩みに対し、こちらは相手のおかげでどんどんとスタミナが付いてきてまだトレーニング量を増やしてもいけそうだと自信満々に笑顔で伝え)

【メジロマックイーン】

…い、いえ、お気になさらず。ええ、私に集中力が足りないからいけないのです、むしろ存分に見てくださいまし……なんていうのも変ですわね
(自分でもこちらのことを好きだと言ってくれた相手のことを意識し過ぎているのかもしれないと自らを省みれば、むしろそれで心を乱す自分の心が弱いのだと自らに言い聞かせれば開き直ってみせるが、顔を見るようにお願いするというのもおかしな話だろうかと苦笑いを浮かべて)

【如月有紗】

そっか、うん…じゃあそういう方向で色々考えてみるね！じゃあ今日のトレーニングはここまで、また明日ね！
(相手の意見をまずは何より最優先で、その上でオーバーワークにならない絶妙なバランスを見つける為にもう少し色々試行錯誤してみる必要がありそうだと考え、今日のところは解散にしようと告げて)

[東雲穹]
それじゃ…遠慮なく見つめる……ね……
(相手がそう言うのならいいのかなと思いながらも、しっかりとマックイーンの方へ向いて見つめあって)

[スペシャルウィーク]
分かりました…また明日お願いしますね！
(今日はこれで終わりかと思いながらも、トレーナーがそう言うのなら仕方ないかと思い承諾して)

あっ、トレーナーさん！一緒にご飯食べてもいいですか？
(翌日の昼休み、カフェテリアで大盛りの定食を持ちながら相手が見つかれば早足で近づいて声をかけて)

【メジロマックイーン】

これは、ある種のメンタルトレーニングと言えなくもないですわね……さて、腹筋はこんなものですわね
(僅かに頬を染めながらも、これも一種のトレーニングだと考えるようにして、少しずつ余裕を取り戻していき、ある程度の回数をこなしたところで腹筋を終えて)

【如月有紗】

もちろんだよ、一緒に食べよ。…相変わらずスペちゃんは超大盛りだね、私も食べるのは好きだしご飯とかは大盛りにしちゃうけど、スペちゃんはレベルが違うよね
(声をかけられると快く向かいの席を勧めてやり、相手の手元の山盛りのご飯やらおかずやらをみて、自分もそれなりに食べる方だと思っていたが相手と比べたら霞んでしまうなと考えていて)

[東雲穹]
……えっ、うん、お疲れ様……見惚れてたなんて言えないな…
(ずっとマックイーンの事を見ていたのでノルマを達成した事に気づかず、相手の言葉でハッとしてつい思っていた事を零してしまい)

[スペシャルウィーク]
いや～、私なんて全然ですよ。オグリさんの方がもっと食べてて凄いですよね～
(少し先で自分よりも大量のご飯を食べているオグリキャップを見ながら苦笑いして)

【メジロマックイーン】

なっ……もう、またそのようなことを……！なんだか、そういうこと自然と言える辺り手慣れてる感じがしますわ……実は他の方にも同じようなこと言っているんじゃありませんこと？
(見惚れてたなんて言われてしまうとドキッとして頬を染めながら目を見開き。相手にしてやられっぱなしでは癪だと言わんばかりに、少しだけ相手を困らせてみようと思い、そんなことを冗談半分に言ってのけて)

【如月有紗】

スペちゃん、そういうのを五十歩百歩って言うんだよ。…あ、そういえば昨日の感じだとスペちゃんとしてはやっぱりもっとトレーニングしたい感じなんだよね？
(自分たち人間や、一般的なウマ娘たちからすれば相手のレベルでも逸脱していることには変わりないと苦笑しては、話題を相手のトレーニングの内容についてへと切り替えて)