《ヒロアカ》お相手募集

…(いつもはすぐ隣に来て歩く相手が後ろを歩いてることに振り向き相手を見ると)

何？( 相手が振り向いた瞬間ピタッと足を止めるとニコニコ笑いながら首を傾げて )

…早くしねえと授業始まんぞ(変わった様子はないので再び前を向き歩き出して)

今日は寝ないように頑張るぞー！( 相手が歩き出すと自分もゆっくりと歩き始めながら話して )

…おい(いつものペースで歩いていると明らかに遅い相手に声をかけて)

今度は何でしょう、爆豪くん( 苦笑いを浮かべながらまた足を止めて )

なんか隠してねえか(相手に近づき)

あ、バレた？はい！早く戻ろ、爆豪くん( ポケットからまた飴を取り出し相手に握らせ、痛みに耐えながら教室へと小走りで向かい )

…(飴を受け取ると走り出した相手が少しいつもと違う様子に見えるが後を追って教室に入り)

…。( 席に着くと身体中が痛く授業が始まるまで机に突っ伏していて )

…眠いんか(ずっと机に伏せてる相手が気になり声を掛けて)

…爆豪くん、大好きだよ( 体を起こさず顔だけ相手に向け小さく頷いた後、表情を緩めながら控えめの声量で気持ちを伝えて )

ん、(突然の相手の言葉に顔を赤らめると顔を逸らして)

…。( ふふっと小さく笑うと再び机に突っ伏して )

…(授業が始まるが相手が起きず寝てると思い起こすと)

…あ、ありがと( 授業が始まったことに気づいていなかったらしく礼を述べ、頭を押さえながら先生の話を聞いて )

…大丈夫か(チラッと相手を見ると頭を押えいつもより静かにしてるので心配になり)

…ん、大丈夫だよ( 相手に心配をかけたくないのでヘラリと笑ってみせて )

…(相手が笑うのを見ると再び前を見て)

…。( 頭がズキズキと痛みが引かないので一限目が終わると早退することになり、相手に一言声をかけようか迷ったが、何時ものメンバーに囲まれていたので諦めて教室を後にして )