西条家の人々【 NL / 日常 / 人数制限あり 】

>桃香お嬢さん

……ッス。知り合いでは、ないですね。たまに入ってくるんです。

(　労いの言葉に小さく頭を下げて、桃香の隣、と言うには少し距離を空けてしゃがみ込めば、彼女の言い回しに律儀に首を振って。猫を抱き上げる手つきやその笑顔に、微笑ましく優しく目を細めて。猫をじっと観察すれば。　)

もしかしたら何処かから逃げ出した奴かもな、猫好きなんですか？


>和馬

おー、おかえりーってうわ。お前ずぶ濡れじゃねえか、何したんだよ。

(　タブレット片手に庭で台風の被害を確認していると、和馬の元気な挨拶にいつも通りのローテンションで振り向いて固まり。中学生にもなって、といったドン引きの表情を隠す様子もなく、和馬を上から下まで眺めれば、仕事道具の山にあった白いタオルを1枚投げて寄こして。　)

( ／ ありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。　)


>西城さん(玉さん)

すみません、今大丈夫すか。あっ……こんちは。
あの、これ、ここのじゃないですか？

(　今日も西城家の庭での仕事中、家に帰ろうとしている玉を見つけて、小走りで近づきながら呼び止める。家の人間であれば誰でもよかったが、よりによって最初に見つけたのが、西城家の中でもとりわけ会話慣れない相手。しどろもどろになりながら、ポケットをまさぐって取り出したそれは、ビニールの包装に入れられた繊細なレースの可愛らしい女物のハンカチで。　)

あの、台風の後に、庭の泥に埋もれてて。俺のかと思って持って帰っちゃって、すみません。
こういうの洗い慣れてないから、傷んでないといいんですけど……


>円香お嬢さん

あ、すみません。……こんちは。

(　庭自体の世話は午前中に終わったものの、近所の華道家である東雲用の花の世話で残っており。庭には咲いていない花達の鉢を持って、門の前を通り過ぎようとすれば、円香とタイミングがかち合って。焦って立ち止まって先を譲れば、通り過ぎるのを待って。　)