匿名さん 2021-08-16 21:01:18 |
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>庵君
ああ庵君か、こんにちは。今日はどうしたのかね?
( 門の方から聞こえた声に、スーツ姿にサンダルを引っ掛け小走りで現れる。今は仕事の合間に忘れ物を取りに帰宅したところで、庵の訪問の理由を知らず首を傾げ。近所で娘の通う華道の先生の弟でもある庵のことは、子供の頃から知っており、多少マイペースだが好青年だと思っていて、比較的愛想良く接して。 )
>和馬
そうか。
腰……いや、助かる。
……そこ、敷居だ、気をつけろ。
( 手伝ってくれる息子にいよいよ涙腺が危なかったが、余計な一言にスン、と涙がひっこんで。そういう心配をされる年だと自覚していても、息子から言われるには気になるお年頃。息子可愛いと複雑な気持ちに益々眉間のシワを深めつつも、素直に手伝ってもらい。敷居の物理的高い古い倉の中は、趣味と言うだけあって、既に片付けた品々が綺麗にならんでいて。)
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