……お兄ちゃんのばか (YesでもNoでも、なんらかの答えが返ってくると思っていたのに。言葉に詰まって赤面したかと思えば、ごく自然に視線を逸らされてしまった。自分が思いきって正直な気持ちを吐露したからこそ、兄から正直な答えが聞きたかったという希望もあり。じわじわと涙が目の端に浮かび、沸き上がってきた悔しさをぶつけるように無防備な首筋へ噛み付いて)