なんだかんだ仲良し(〆)

うん、確かに兄弟だけどさ、僕は……お兄ちゃんの恋人になりたい
(兄の困惑は、彼の表情や声色から此方にも伝わってくる。それを受け止めながら、昔からずっと抱いていた希望を口にして。今まで好きだ好きだと言ってはいたものの、こうして恋愛的な好意を改めて伝えるのは初めてだと思う。自然と此方の頬も紅潮し始め)

っ…お、れは…(実兄の自分と恋人になりたい、そんな弟からの恋愛的好意にドクンと心臓は高鳴り声に詰まり。Noの選択肢を取り言い返すことは非常に簡単、その筈なのに何故かその言葉が出てこず、自分は弟の事をそういう感情で見ていない筈なのに顔が赤く染まりゆくのが自分で感じれ。ついフイッと弟から視線を逸らし何とか断りを言わなくては、そう言葉を整理しようとするもその間は首筋は当然無防備に晒されており)

……お兄ちゃんのばか
(YesでもNoでも、なんらかの答えが返ってくると思っていたのに。言葉に詰まって赤面したかと思えば、ごく自然に視線を逸らされてしまった。自分が思いきって正直な気持ちを吐露したからこそ、兄から正直な答えが聞きたかったという希望もあり。じわじわと涙が目の端に浮かび、沸き上がってきた悔しさをぶつけるように無防備な首筋へ噛み付いて)

っあぅ…！？(自分は弟に恋心のようなものを抱いているからこそ否定も出来ず、兄としてその恋心に肯定も出来ず…どう返すのがお互いにとって最良か、なんて考えてしまっており。だからこそ弟の噛み付きに完全に反応が遅れ、噛み付かれて身体がビクンと跳ねては甘い声が漏れ出てしまいながらそのまま弟に押し倒され)

なんでいつもお兄ちゃんは……っ
(感情に任せて噛んだとはいえ、それで心の靄が晴れる訳でもなく。押し倒した状態できゅっと目を閉じると、溜まっていた涙が頬を伝い兄の肩へ落ちる。消えてしまいそうな声で言葉を発するも、最後の方は声にならず)

…輝、その、俺は…(今まで誰かに恋心を抱いたこともないからこそ、この弟を想う気持ちが恋心と兄心が入り交じる物だと理解せざるを得ず、かといってそれを伝えるのも…そう思っていたものの、自分の肩が濡れてるのに気付き、ふと弟の方を見上げれば自分を押し倒したまま目を瞑り、涙を溢す弟の姿にまだ戸惑いのある声色でどう説明すれば良いのか分からないままに紡がんとしていたが、弟を想う気持ちは兄として、というよりも恋心の方が次第に強くなってきては相手の背に腕を回し、何とか頭を上げては顔を相手に近付け、自らの意思で相手の唇に優しく触れるだけとはいえ自分のそれを少しだけ重ね合わせ軽く顔を離し)

っ、おに、い…ちゃん……？
(兄へのこの恋心は空回りだったのか、マイナスな考えばかりが脳裏にちらつき、気分はずんと沈んでしまう。しかしそんな悲観的な感情も一瞬で吹き飛ばしてしまうような、一番大好きな人からの口付け。普段は"する側"なのに今は"される側"。そのギャップに直ぐ言葉を発する事は出来なかったが、戸惑った気持ちを一度抑え、兄の口から発せられる言葉を待って)

っ…そ、の…輝のこと、俺も、好き、なんだ…と思う…そう、いう意味、で…ただ、俺…恋、とか、したこと、なくて…上手く、言葉に、できなくて…輝を、困らせた、のは悪い、と思う…(相手の視線が自分に降り注ぐ現状が恥ずかしい、でも自分の気持ちはもう…そんな思考を抱きつつ恥ずかしげに顔を真っ赤に染めながら両足をスリスリと擦り合わせ、自らの意志で、相手への好意を口ごもりつつも語り、相手を困らせたことへの謝罪の言葉も併せて伝えて)

大丈夫だよ、お兄ちゃん…っ、これから…分かっていけばいいこと……だからっ
(嘘偽りのないその言葉一つ一つが、深く心に突き刺さる。これまで兄と長い間過ごし、沢山の表情を見てきたがこんな顔を見るのは初めての事で。胸が嬉しさで満ち溢れていくようで、悔し涙だった筈のそれはいつの間にか嬉し涙へと変化していった。服の袖で溢れ続ける涙を拭いながら笑って見せて)

っ…こ、んな風に、なるの、輝のせい、だからな…責任、取れよ…？(涙を拭い笑顔を見せる弟の可愛さにまた一段と顔を赤く染めつつ嬉しい気持ちでいっぱいで。照れからか自分の今見せてる姿は弟のせいなのだから責任を取ってくれ、と少しツンとした言葉で言うも、その声色は何処か喜色に染まっており)

うん…っ、
(責任を取れ、おそらく兄の照れ隠しであろう言葉にも力強く頷いて。絶対に幸せにしてみせる、そんな決意も兄へ向かう視線へと込もっており。大きくあたたかい大好きな兄の胸へと顔を埋めて)

(/お久し振りです&いつもお世話になっております背後で御座います。一区切りつきそうでしたので、そろそろ時間を飛ばして別エピソードに入るのもアリなのではとお声掛けさせて頂きました！)

っ…輝、好きだ…(相手の幸せにすると言わんばかりの決意の眼差しに思わず胸が高鳴り、改めて弟への恋心を自覚しつつ自分の胸元に顔を埋めてくる弟を優しく抱き締めながら改めて好きだと溢して)

(/背後会話忘れて申し訳ありません！お久し振りでございます！そうですね、キリの良いところで別イベに移行しましょう。何かしたいイベントなど御座いますか？)

(/何度も申し訳ありません！今度はNN間違えておりました！)

(/お気になさらず……！

背後のみで失礼致します！そうですね、以前話し合っていた、優くんと女性のクライアントさんの打ち合わせをたまたま輝が見つけてしまって……だったり、輝がクラスメイトから告白されて断っていた所を優くんが目撃して……なんて楽しそうだと思います。優くん背後様の方で、何かしてみたいこと等あればお教え頂けると幸いです…！)

(/そうですね……では輝君へのクラスメート告白目撃イベントから優の打ち合わせ目撃までしますか！輝君の学校の授業が午前だけで、午後は優が仕事があるから夕方に合流と話し合ってて、その日のお話、というのは如何でしょうか？)

(/す、素晴らしいです！是非それで行きましょう！他に何か無ければ次レス辺りから切り替えて始めていければと思うのですが如何でしょう？)

(/そうですね……2人の濃密な暗転に関してはまた後でという解釈で宜しいでしょうか？それであれば、お互いがお互いに勘違いをする事になる次イベントの勘違いがお互いに解けたあとで今後お互いに勘違いをしないようにするという名目で輝君が優を抱くという流れにも持っていけそうな気はしておりますが、どのようにお考えでしょうか？)

(/そうですね、流石に双方誤解した状態での抱き合いは難しいと思いますので、暗転に関してはお互いの勘違いが完全に解けた後という解釈で問題ありません。暗転への繋げ方に関してですが背後様の仰って下さった今後の勘違い防止という名目の他、お互いが勘違いして多少なりともギスギスしていた際に伝えたくても伝えられなかった感情をぶつける場を設ける、という名目も加えて繋げられたらと思っております！)

(/あぁ、申し訳ありません！此方の発言不足でした！先程の後で、というのは現在止まってる告白直後に暗転を入れるかどうか、という事です！勿論お互いの誤解が解けた際にも暗転を入れたいとは考えておりますのでご安心を！繋げ方についても了解致しました！)