うん、確かに兄弟だけどさ、僕は……お兄ちゃんの恋人になりたい (兄の困惑は、彼の表情や声色から此方にも伝わってくる。それを受け止めながら、昔からずっと抱いていた希望を口にして。今まで好きだ好きだと言ってはいたものの、こうして恋愛的な好意を改めて伝えるのは初めてだと思う。自然と此方の頬も紅潮し始め)