( 彼女がこちらへ駆け寄って来る。ちかちかと眩しい街のせいか、クリスマスイブに見る彼女の姿は一段と綺麗に見えて、ついさっき決心したエスコートのことも忘れて見惚れてしまう。人の多さも、寒さも、頭の中から吹き飛んで、外でのデートも良いかも、なんて数分前とは真逆のことを考えた ) ううん、待ってない。……待ってないから、ゆっくりおいで。転んじゃうよ。 >> 夏羽( >677 )