おばけなんかこわくない！(BL)

徹さんおかえ──っ、…り
(お風呂から戻ってきた彼にそう言葉を掛けようとする──も、その姿を目にして言葉が詰まり。何故だろうか、今はもう止まっている筈の心臓が、また再び動き始めたような感覚に陥る。シャツの隙間から顔を覗かせる彼の胸、腕や脚には無駄の無い筋肉、整ったそのシルエットは思わず見惚れてしまう程で、心なしか体温も上がっているような気がして。その原因は分からないまま、なんとか落ち着きを取り戻そうと彼に背中を向けて大きく深呼吸。数秒後、なんとか平常心を取り戻すと、改めて「おかえり」と伝え)

…たっだい──…ま…？
（明るく返そうとするが彼の方に視線を向けると何故か後ろを向いていたがすぐにこちらを向いてくれて改めて「ただいま…」と伝えるもやはり気になっている様で）
あーさーひークンっ！…どしたの？俺…、もしかしてなんかやらかした…？（ゆっくりとした口調で話しつつも彼に視線を合わせようと少ししゃがんで、会ってすぐこうなるとは…何かあったに違いない。とさっきまでの記憶を思い出すが特にこれと言ったのはあるはずも無く。じぃっと見つめているとドクドク、と心臓の音が聴こえてきて、それは先程見つめていた時の気持ちと同じ感覚の様な気がして）

なんでも…ないっ、徹さんはなにもしてない、悪くない、から
(目線を合わせようと蹲んでくれる彼の方を向くと、とくんとくん、と再び胸の鼓動を感じ。「やっと落ち着いたのにまた始まった」という驚きと、「どうして」という疑問が浮かび。一度意識してしまうとなかなか平常心は戻らず、見つめられれば見つめられるほどその鼓動は激しくなっていき、到底治まりそうにない。やはり原因は掴めずに戸惑いを隠せないでいる。まともに目が合わせられず、顔を紅くしながらふいと視線を横にずらして、これだけは伝えておかねばと、彼に非はないことを口にして)

ん…それ本当ー？それなら大丈夫なんだけどなぁっ…何かあれば言ってね、解決できる様に努めるからさ。。
（こてっと首を傾げるも相手が顔を合わせてくれた事に安心するが視線を逸らされてしまい、これはまさか自分の身嗜みのせいなのか、と考えてボタンを一番上を残し閉めて。よく見てみると彼の顔が赤い様な気がして少しドキッという…正しく「恋心」とか言うものが心の奥底に芽生えておるが自分自身はやはり鈍感なのか気付いておらず。今はただ『かわいい。」という物しか思っていなくて）

（/これからどうしましょうか(・・?)
新しいイベントやらをするか、続けてみるか…、ご意見伺いたいです＿φ(￣ー￣ )ｼﾞｯ… ）

(/背後のみで失礼致します。
そうですね…二人の仲も打ち解けてきた所ですし、ここで一つ、イベントのようなものを挟むのもいいと思います(*ﾟ∀ﾟ)*｡_｡)ｺｸﾘ
内容に関して、此方から特に指定する気もありませんので、一緒に話し合っていけたらと思っております。…ということで、何か良い案があれば是非教えて頂きたいです|ω')ﾁﾗｯ)

（/了解です！、、、。出雲が会社行く→朝陽君が隠れてついてくる→まぁ色々（上司が家に来るとか？）という流れも考えましたが…どうでしょう(-.-;)y-~~~）

(/後の展開をどうするかにせよ、朝陽が徹さんに隠れて付いていく…という流れは面白くなりそうですね、賛成です(*^-^*)取り敢えず次の日まで時間を飛ばすのは如何でしょう？また、可能でしたら先レスを御願いしたいです…！)

（/わーい(●´ω｀●)了解です！時間飛ばしておきますね。）

___次の日の朝

…ん、。おはよぉ～…
（ぱちっと目を覚まし、起き上がると午前６時。鳴り響く目覚まし（スマホ）を止めると洗面台へ向かい身支度を始めて）
朝陽クン…、どこ～…？ねぇってばぁっ～…
（顔やら洗ったはずなのだが流石に少し寝ぼけている様で、リビング、廊下辺りをウロウロしていて）

(/有難うございます！)

後ろにいるよ…
(実はかなり前から後ろでふわふわと浮いていたのだが、どうやら気付いていない様子。初対面で自分を見たときに全く驚いていなかったことが悔しかったのか、少し脅かしてみようと、悪戯っぽく笑みを浮かべ。如何にもホラー映画にでも出てきそうな台詞を彼の耳元で囁くと、笑いながら彼の前へ移動して姿を見せて)
おはよう、徹さん

…ん''ぅっ！？…
（不意に耳元で背後から囁かれビクッと体を震わせ、パタンとその場に座り込み。耳元を抑えつつも上を向き彼に視線合わせて）
お…おはよう。後ろに居たのか…、（ぎこちない笑みを浮かべつつ、やはり悪戯するってこたぁ、幽霊なのか…なんて思いつつもしゅん、と下を向いて）
朝陽クン…俺耳は弱いんだ…、なんか…ね、
（ボソボソと告げると顔を赤くしつつもゆっくり立ち上がって）

あははっ、ごめんごめん
(彼の驚きかたが想像以上に面白かったらしく、声を出して笑いを溢し。「こんなに笑ったのは久し振りだよ」と目の端に涙の粒を浮かべながら、ごめんねと謝って。少し囁いただけでここまで顔を真っ赤にするなんて相当驚いたのだろうと勝手に勘違い。しかし、彼からの「耳が弱い」という呟きが聞こえ、なんのことだろうと不思議そうな顔をして)
──徹さん、今日は何処か出掛けるの？
(彼が引っ越してきて２日目。そもそもどういう人なのか、何が趣味なのか、何をしている人なのか、など彼に対して知らないことは山程ある。たった1日でここまで打ち解けたのだから、もっと彼のことが知りたいと興味本意でそう聞いて)

む…、絶対やり返してやるぅっ…
（彼はケラケラと笑っており、しかめっ面で拳握りしめる仕草して。別にいいけどさぁ…と告げると苦笑い。ここまで悪戯好きだと今後大変そうかもな、なんて思いつつ）
今日は会社…かな、会議があるから…帰ってくるの7時とかになるかも。
（問われると正直に答え、少し考えつつも話して。彼には留守番を頼みたいな、と考えて、「留守番頼めるかな…？」と彼に問い）

会社…か、判った。
(会社──つまり、此処には自分一人になるということ。彼の言葉を聞いて寂しそうな表情になるも、仕事なら仕方ないか、と渋々納得。しかし、留守番に関しては納得出来ず。ざっと10時間程一人ぼっち。正直、７時まで待てる気がしないのだ。あっさりいいよ、と了解するのは難しく、イエスともノーともとれるような曖昧な返事をして)

ん、じゃー…寂しくなったらテレビとか付けてるしし、俺の部屋見たりしてていいからね？…よろしくお願いしまぁっす。
（どこか寂しそうに告げられた様な気がして少し気まずくなり、それなら…と提案してみるがどれも解消できそうには無く苦笑い。帰るまでに時間がかかる、彼に会えない…、経験の中でもここまで苦しい物はない様な気がして。）

___一時間後

…朝陽クン、行ってきます。
（しゃがんで彼に視線を合わせるとニコッと笑い行ってくることを告げて。やはり少し寂しいのか数秒ほど姿勢を戻すのを躊躇って）

（/飛ばさせて頂きました。）

──うん、いってらっしゃい。
(目を細めて笑い返すと、手を振って送り出す。玄関の扉が閉まり、完全に彼の姿が見えなくなるまで手を振って。ガチャリとドアが閉まると同時に、寂しいような、苦しいような何とも言えない感情が襲ってきて。このまま７時までなんて待っていられない。スッとドアを通り抜けると、見つからないようにそっと彼の後を追って)

(/有難うございます…！)

…。会社が近くて良かった。すぐ帰れる…
（てくてくとことこと歩いて会社に向かいつつも独り言を呟いて、自分についてこられてる事は全く気付いておらず）

あ、〇〇さん…、おはようございまーっす！
（暫く歩き、会社の前まで来ると仲の良い同期（〇〇の事）の姿が見えて。嬉しそうに彼の方へ駆けていき）

（/(｀・ω・´)bｸﾞｯ ）

…良かった、バレてないみたい。
(彼の背中から数メートル離れた所で、ふぅと一息ついて。目の前には彼の職場であろう建物が見える。慌てて追いかけたため、もしかしたら見つかっているんじゃないかと心配だったが、それは杞憂だったようだ。これで見失うことはないだろうと、安心して彼の方へ視線を向け)

──あっ
(…たところで、どうやら彼の知り合いがいたらしい。にこにこ笑顔でその相手に話し掛ける彼を見ていたら、先程とはまた違った感情が湧いてきて。寂しさとは違う、今度は心の奥底で何かどす黒いものがぐるぐると渦を巻いているようで、きゅっと胸が締め付けられる。正直、見ていたくない…けれど目を離すことが出来ない。息を呑んで物陰からじっとその様子を見ていて)

…んでさぁ～、あはははっ！、神島（同期）さん、やっぱ面白いわぁ反応とか、ね？
（最近あった事を笑い声をあげながら話して、彼の背中ポンポン。会社の階段を上がって行き自分と同期の彼の所属している部署へ入り）

…あのさ、神島さん。さっきから視線を感じる様な気がするんだけど…、誰か居る？
（さりげなく話しかけると辺りをキョロキョロ見回して、特に何もいないことを確認した後不安げに水を一口。）

（/同期の名前は「神島」にしました。ぐだぐだですがよろしくお願いします。）

…っ、あっぶな……
(見たくない、聞きたくない、と思っていたが、そんな感情よりも好奇心の方が強く、このまま見過ごす訳にはいかないと会社内まで付いてきてしまった。楽しそうに話す2人の背中を、なんとも言えない感情で眺めていて。流れるように部署に入った彼らを追いかけ、「ここが徹さんの職場…」なんて考えていると突然彼が辺りを見回し始め。今見つかったら大変なことに…！と、慌てて側にあった観葉植物の陰に隠れ。彼の反応から、見つかっていないと知るとほっと胸を撫で下ろして)

(/いえいえ、了解です。此方こそ宜しくお願いします。)

…んー、やっぱ気のせいですかね？それじゃあ…俺会議なんで、また後で会いましょー。
（そう告げた後、机の上の資料もすくい上げる様に手に取ると颯爽と彼の隠れている観葉植物の隣を通過して部屋を出ると「会議室」という看板のある部屋に入り椅子を整えるなど一足先に準備を始めて）
朝陽クン…もうちょっとで帰るからね…、あ''ー…会いたいなぁ…、、
（誰もいないだろう。と思い独り言をそれなりに大きな声で言ってしまい、暫く座って待っていると人数が揃って。会議が始まってもあまり頭に入ってこないことに普段と違う違和感を覚えていて。それは会いたいからなのか、疲れているのか…、なんて考え）

（/m(_ _)mﾍﾟｺﾘ）