奏歌 翔音 2020-06-11 11:08:38 ID:5762b1903 |
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>241 ー >246
>キースさん[ナナさん]&桜さん[ターナ]
【砂金、牡石、蘭花、疾風】
「…………。」
砂金は言葉を選んでいた。入れ替わり迄はいいとして相手が魔法を使えることは今の……突然の襲撃(ではないが)で明確だ。相手が魔法少女だった時体の主、蒼馬瑠璃男さんに迷惑をかける訳にもいかない。かと言って下手に魔法戦士だと言おうがフリーだと言おうが信憑性は低いだろう。特に今の動きで疾風[牡石]は気絶してしまっているようだ。予想以上の虚弱ぶりに思考をめぐらせていると抱えているもう1人の女が動いた。
「あ!監禁拘束趣味のロリパパあるネ!自分の娘も対象あるか!?酷いアルよ!」
奇抜なギャル……先程レーチェルさんだった少女であり、レーチェルさんが入れ替わっていた体の少女はギャーギャーと蒼馬さん[砂金]の細腕の中で俵抱えになりながらも喚き暴れる。それに対して蒼馬さん[砂金]が「おい、五月蝿い……っ!暴れるな、おい!」と苛立ちを露わにする。
しかしその喧騒はターナ[桜さん]の登場で変化した。蒼馬さん[砂金]はその話し方と、キースさん[ナナさん]との会話を聞いて心の中でだが、知らない女が居て、こいつも入れ替わっているのか?そう思っていると蘭花は鼻をクンクンと立てると先程の喧騒から打って変わって嬉しそうに笑う。
「サクラ!サクラあるね!?なんか見た目がスケベになってるアルけどサクラも入れ替わったあるか!?」
「あんたは言葉を慎め。知らんやつに変態発言してるんじゃない。」
「ワタシサクラに話しかけてるアル!邪魔しない!」
「あんたなぁ……確信もないだろ。」
「話し方がサクラあるよ!ワタシの勘はよく当たるネ!」
「理由が薄い……っておい!」
等と言う中、蘭花は蒼馬さん[砂金]の腕からするりと抜け出して歩き出すターナ[桜さん]に横から飛び付くように抱きつき、ぎゅっと腕を回した。
「サークラ!ワタシあるよ!蘭花よー!胸おっきくなったネ!」等と言う様子に蒼馬さん[砂金]は頭を抱えて、ナナさん[キースさん]に向き合った。
「……俺達は知り合い同士で入れ替わった。あれも知り合いだ。拘束したのはあんたなのか?」
あれも、の時に蘭花を目で指さした後、拘束について聞く。蒼馬さん[砂金]もまた、相手がこの事件の犯人のひとりではないかと疑っていた。
そんな中で「はーいはいはい、そこの凡人達ー。」と低い声が響く。
振り返ればターナ[桜さん]の後ろから大男……牡石[疾風]がやほやほと呑気に手を振りながら近づいてきた。
「なんかあったみたいだけど捜索する人なんでしょー?先に記入してったらーん。あ、ぼかぁ働かないよ?情報はあるけど。」
そう告げてクスクスと笑っていた。
>245 >刹那さん達[入れ替わり中]
「おぉ!助かった!真田くん、ほんの少し待っててくれ!」
湊さん[恵人]は喜びを露わにして足早に店内に入ると湊さんが着ていた服に近く、湊さんの所持金で買える範囲の物を少し漁るとそれなりに似てるものを見つければ迷いなく購入してレシートをしっかりと受け取り、試着室を借りて着用するとさっさと店から出てきた。
「ありがとう斑鳩くん!これでしっかり探せそうだ!」
にっこりと笑うと直ぐに真田さんについて行き、東門へと向かっていった。
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