奏歌 翔音 2020-06-11 11:08:38 ID:5762b1903 |
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>299 >233
[港【恵人】と斑鳩さん達]
「うむ!感謝するぞ!!」
湊さんの顔でキラキラとした笑顔を見せると館内、そして園内の放送を聞く。
「ヒーローとしてこの異常事態は放っておけない!よーしみんな!東門へ行こうじゃないか!
何、実は今日ここでヒーローショーの手伝いをする予定だったんだ。事情を話せば姿違えど分かってもらえるはずだ!」
意気込み、その場にいる人に鼓舞するように呼びかける。だが忘れては行けない。彼は地図と方角の分かる方向音痴だということを……。
>232 >233
[蒼馬【砂金】グループ]
「誰かに付けられてきてる。痕跡を誤魔化して巻くぞ。」
放送を聞き、東門に向かう途中で蒼馬さん[砂金]はキースさん[ナナさん]が向かってくる気配を感じ取り口にする。何時もよりも魔力が多く、自分よりも細い体の為か動きもコントロールが難しく、先程の鎖を外すのに魔力を使ってから上手く魔力の痕跡を消せていなかったかと後を少しふりかえって瞬時に理解する。
蒼馬さんには悪いと思いながらも、疾風[牡石]を抱き抱えて「あんた、ちゃんと着いてこいよ。」と蘭花に告げると脚に大きな魔力を込めて……瞬間移動に近い、素早い動きで植木を蹴り、建物の内部を上手く走りそして最後はフッと魔力を断ち切って強引だが、東門付近の植え込みに飛び込んで着地する。
細い体の分、負担は大きかったがこれで何とか誤魔化せるだろうと判断し、立ち上がると「放送していた人間を探すぞ。」と告げて歩き出した。
蘭花は「動き方荒いネ!馬鹿馬鹿!」と疲労を訴えながら蒼馬さん[砂金]の肩を叩き、疾風[牡石]は蒼馬さん[砂金]の腕の中、抱えられている中で激しい動きにより失神していた。
東門に着けば「さて、どうするか。」と他の面子との合流を図っていた。
>233 >桜さん[ターナ]
牡石【疾風】
「おーおー。相変わらずいいカリスマだねぇSpringGirl?」
指揮をして、鼓舞にうち震える感性の中で人に見えないような裏手、ターナ[桜さん]の後ろに男がいた。
桜さんの記憶の中で残ってるとすれば……クマのような体格と見た目の割に腰がも威勢も低く、常にあらゆる組織で理不尽な暴力を振るわれている雑用係であり、書類等を運搬させられたりしている。その程度の認識しかない男が「ハァーイ。」と笑って壁によりかかりながら片手を振っていた。
その話し方からも行動からも、何より名前の呼び方からも中身が疾風であると言うことは白日だろう。
「いやぁ大変なことになっちゃったねー。僕も驚きのエンターテインメントだよん。」
驚いえなんて無いくせに。そう言われるくらい軽薄な声と表情で牡石[疾風]は笑いながら言葉を続けた。
「さぁ、物語も佳境に差し掛かってきたけど、どーするの?」
んふふ、と笑う牡石は臆病な熊ではなく、獲物を狙う羆のような雰囲気だった。
>犯人さんたち
「ありがとうございます。」
思いのほかあっさり手が自由になったことに驚きながらも桜さん[ターナ]は意を決して食事を口に運び、そして行動を開始した。
高層階だと考えられる豪華そうな部屋で何が出られる方法はないかと、静かな探索を進めていっていたのだ。
それはお金を渡して解決なんてさせない。犯人たちの話を聞いて悪事の被害者なんてことにさせたくないという思いとターナ自身の正義感故の行動だった。
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