幸せを与えていると思っていた。役に立っていたと。
「人々に幸せを与えているんだよ、君の力で。
僕にはできないことだ。君は素敵な人さ。」
幼なじみが言ってくれた言葉。辛かったときに、
この言葉を思い出して救われた。
村のみんなの目は冷たかった。幼なじみだけが、最初から同じように温かい眼で見守ってくれた。
....嘘だった。村で訴えられた。何もしていない。私はただ皆を幸せにしたかった...{死刑}。これが私の刑だった。まだ。村の外にすら出ていないのに...
「何もしていないのに!村の人達は私を頼ってくれたから...!」そう言った。無意味だった。私の魔法は。村の人達のために利用されただけだ。もう何もできない。幼なじみは、私の判決に異議があると庇ってくれた。でも、幼なじみは反逆者だ、と言われ、斬り殺された。私も死期を悟り、眼を瞑った。私はそのあとの記憶がない。気づけば知らない場所にいた。村の森か。いや、でも見たことのない植物がある...体が軽い。
私は...私の幼なじみは...歩ける。行こう。
>>1 ルール・世界観
>>2 プロフィール
>>3 種族
長い前置きを見ていただきありがとうございました。少しお待ちください。