AB型 2019-08-08 01:31:39 |
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>>2762 晃太
(優しい彼は此方を見ること無く自分の手を離し男の元へ歩み寄る。手が離れていく瞬間、待ってと声を掛けそうになるもその言葉を飲み込みグッと拳を握り。きっと余計な口出しや人数が多いと男にプレッシャーを掛けて負担を掛けてしまう。きっと人の感情や霊に敏感な彼にも心身に影響は出ているだろうが今自分がすべきことは堪えること。彼が男の心に静かに寄り添うのを邪魔にならない扉の入り口でそっと見守って。男は彼に頭を撫でられるとビクッと肩を揺らして鬱陶しそうに顔を横に背けるもスマホを見せられると視線だけそちらに向けてまた床を見て『知らねーよ。…結果がこれ何だからそう言うことだろ。今までだって何度やっても落ちてんだから。精一杯やったとしても認められなきゃ意味がない。言っとくけどお前に認められても嬉しくもなんともねーからな。…俺の良さが分からないみんなが悪いんだ。』ぶすっとふくれっ面は変わらずに口だけはよく回るようだが敵意だとか怒りは感じられない。どちらかと言えばやりたいことが思うように出来なくて拗ねる子供。アドバイスが欲しいと言うよりはただ愚痴や話を聞いて欲しいように思えて。彼の声を奪ったのは許せないが、拗ねて丸まる背中は可愛らしくも見えてくればきっと夢半ばで諦めてしまった未熟な10代の心がそのまま生き霊になってしまったのだろうなと思いつつ二人の様子を注意深く窺いながら見守って)
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