AB型 2019-08-08 01:31:39 |
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>>2649 晃太
こうた…!?…晃太…、目が覚めて。…馬鹿…俺はなんともない。…無茶するなよ。
(祈るような気持ちで彼の手を握っていると弱々しい彼の声が聞こえてハッと顔を上げる。そこには弱くだが微笑む彼が居て、その瞳を見て、その声を聞いた瞬間、我慢しようと思っていたのに涙腺が決壊して涙が溢れる。彼の心配をしていたのに、そんな彼ときたら第一声が此方の心配。彼らしい一言にずっと強張っていた緊張が解けて情けないくらいに顔はぐちゃぐちゃ。馬鹿と言いつつもそれは“好き”の裏返し、彼に聞かれるまで自分が殴られたことも首を締められたことも忘れていたくらいでフルフルと首を横に振って大丈夫だと伝えて、震える声で“無茶するな”と言いながらも表情は微笑んでいて。「…晃太…ずっと寂しい想いさせてごめんな。…事故だとはいえお前を忘れた俺が情けないし許せない。でも…、でももう離れないから。ずっと晃太の傍にいる。…愛してる、晃太。」彼の手を握って微笑んだままでいようとするも涙が溢れて眉が下がる。ずっと泣きたかったのは彼のほうなのに。だからせめて“傍に居てもいいか?”と彼に甘えて答えを委ねずに、逃げないで“傍にいる”“愛してる”と声を震わせて伝えると片手で彼の手を握ったまま、もう片手で彼の少しひんやりした頬に手を伸ばし優しく撫でて)
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