AB型 2019-08-08 01:31:39 |
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>>2616 晃太
…っ…ちょッ!?…嫌、ではないけど…恥ずかしい…、
(弱音を吐く自分を優しく受け止めてくれる彼の言葉。“大丈夫”と彼の音色で囁かれると胸奥まで浸透して本当に大丈夫な気がしてくる。自分が悪いわけではなないと言って貰えては先程引っ込んだはずの涙がまた溢れそうになりキュッと瞼に力をいれて。これ以上は彼に甘えていられないと立ち上がろうとするも優しい彼の腕が自分を包み、断わりの声と共にふわりと浮く体。その浮遊感に小さく声を上げて反射的に彼の首に腕を回して体を支えては横抱きされていると分かって羞恥から僅かに頬を染めつつ、“嫌ではない”と顔を俯かせて素直に恥ずかしいと声を小さくして零し、揺らさないように運んでくれる彼の気遣いに感謝しながら大人しく運ばれて。ベッドにも彼はそっと降ろしてしてくれて、ベッドに背を鎮めて枕に頭を預けると何故か言いようのない安心感に包まれて、それと共に襲う急激な睡魔。掛け布団を掛けてくれる彼にゆったりと視線を向けつつ撫で受けては胸が温かくなるのを感じるも謝る彼の表情に胸がキュッと引き締められて「…謝らなくていい。それにこの部屋も何でか分からないけどすごく落ち着く。……山田はどうして初対面の俺にそんなに優しくしてくれるんだ?」重たくなる瞼を緩慢に瞬かせながら柔らかな声色で紡ぐとほうと息を吐き出したあとふと湧いた疑問を投げかけて。しかし既に思考はぼんやりとし始めて、ほぼ無意識に彼の指先を掴み薄く口を開いて「……おやすみ、…こうた、」ほんの微かな声、口元を動かすだけに近いそれで、彼の名を呼ぶと“行かないで”と言うようにキュッと指先を握った後静かに寝息を立て始めて)
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