○×市立第一中学校は、何の変哲も無い公立中学校である。
私/僕/俺も、そこに勤める教員の一人。
その日も、少し期末試験が近づいてきていることを自覚し始めた者がちらほらと現れたことを除いては、いつもと変わりない授業、いつもと変わりない学校生活……のはずだった。
だが、
『授業を終え、教室の扉を開けると』
『授業がある教室へ向かおうと職員室の扉を開けると』
『ジャージに着替え終わり、更衣室の扉を開けると』
……
前が見えないほど眩い光に包まれて……
……
「えっと…ここどこ?」
……どうやら気を失っていたらしい。
目を覚ましたらそこは全く知らない国であった。中世のヨーロッパのようだ。
おまけに通りを闊歩するのはお伽話の村人のような格好をした亜人たち、魔法としか呼称できないような力で火や水を自在に操る者たち。
……何故だ?
聞き慣れた声がした、と思ったら何人かの同僚がいた。彼らも同じ状況のようだ。
何度も夢か幻か、はたまた映画の撮影かその手のドッキリかと疑ったが紛れの無い現実のようだ。
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