花晴れ

おう、わかった。場所は江戸川の家か？
(/音の家の狭さを思い出し嫌そうな顔をして)

一応そのつもりだけど…どうしたの？なんか嫌そうな顔してるけど。
(彼の表情に不思議そうに首傾げて)

豚ご…あそこ狭いだろ。キツくねぇか？
(/一度言いかけた言葉をのみ慌てて言い直し)

えっ？今なんか言った？…確かにちょっと狭いけどあたしは別に気にならないけど。
(何回も行っているため慣れているのか気にする様子も見せず)

海斗達も呼ぶんだろ？6人はキツくねぇか？
まぁ江戸川がいいならいいけどな。
(/間取りを思い出し悩みながら)

…じゃあ、晴の部屋は？
(暫く考えたあと遠慮気味に問いかけ)

俺の部屋？まぁいいけどよ。たこ焼き焼くやつねぇぞ？
(/全く気にする素振りもなく承諾し)

それなら大丈夫。音に持って来てもらうから。
(にこっと微笑み、携帯を操作して音にメッセージ送り)

おう、じゃあ俺は食材用意しといてやる。リクエストあるか？
(/メモするため携帯を取りだし楽しそうに問いかけ)

んー…晴のセンスに任せるけど。とりあえずタコとチーズは必須ね！あ、個人的にケーキとか食べたいかも。
(顎に手をやり考えふとデザートが思い浮かべばぽつりと呟き)

タコとチーズな、分かった。愛莉が来るんだから、ケーキとかデザート類は用意させる。お前甘いもの好きだろ？
(/食材は悩みながらもデザートは当然のように返答し)

あたしが甘い物好きって覚えてたんだ…。晴ありがとう。
(一瞬驚いた表情見せるも、少しだけ頬を染めて見つめ)

あっ…そっ、そりゃ幼馴染みだからな
(貴方の様子に照れてしまい視線を泳がせ)

えっ、ちょっと晴？どうしたの？
(不思議そうに首を傾げ、顔を覗き込み)

なっ、なんでもねぇ！
め、目にゴミが入っただけだ！
(覗きこまれ照れたことを隠すため必死に目を擦り)

ちょっと…そんなに擦ったら目に傷が入っちゃうよ？
(慌てて彼の手を止め心配そうに見つめ)

あっ…悪い……ありがとな…。
もう、大丈夫だ。
(貴方の優しさに喜ぶも恥ずかしさから視線をそらし)

そう…ならいいんだけど。──ねえ、晴ってさ…好きな人とかいないの？
(小さく頷き、不意に疑問に思ったことを聞いてみて)

は！？なんだよ急に。…いるわけねぇだろ。愛莉こそ…まさか…いるのか？
(急な問いかけに慌てながらも貴方が質問したことで不安になり)

別に…聞いてみただけ。あたしは…居ないことは…ないけど。
(彼に居ないことが分かれば少しほっとした表情を見せ)