「小生の姿は、一定ではないのさ。 移ろい、揺れる者だからね。姿も揺れ動く。 操ることくらいは簡単になのさね」 (シラベは青年の顔でにっこりと笑う。 端正な顔立ちが大人び、更に作り物のような 美しさを醸し出す。)