主ガチ勢の刀 2019-03-16 11:11:47 |
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(/ とにかくぼろぼろ出ますからね、宗三さん。極めてから思うと、特時代の自分を見せて何か訴えているのかも、とかも思っちゃいますね。生存ワーストから叩き上げたことの誇示でもいいし、意外にもまだ主に塗り替えられていない自分を見ることを戒めとして捉えてても滾ります。
それとちょっと自分で動かしていて思ったんですけど、この宗三ちょっと冷たくないですか平気ですか!!!なんとなく宗三さんって薄っすら笑み(傾国)を浮かべながらチクチク刺してくるイメージだったんですけど、思ったよりうちの宗三が仏頂面の唐変木すぎてそわそわしてます。ああイメージと違っていたら申し訳ない…! )
【宗三左文字】
ええ、ですから―――…、
( 溜息の混じる普段通りの文句を右から左へと聞き流しつつ、用意していた茶請け菓子を彼女の前へと出す。眼前に漂う荒染の髪を耳に掛け、もう一度自分の湯呑に手を伸ばし――と思った瞬間、脳が彼女の言葉を上手く飲み込み損ね、思わず動きが止まる。――…成程、自分と彼女とで捉え方に相違があったらしい。嬉しい誤算に気付くまでに数拍。伸ばした手を下ろし目の前の卓に頬杖を突き、また数拍。二三の瞬きの後、色の違う左右の目を訝しげにすっと細めると、話題の転換を打ち消すように一言。「すみません、刀の僕は言葉の遣り取りに不熟でして___どうかご解説を。」此方に顔を向けていないのを良い事に、じっくりといじらしいその姿を目に焼き付ける。いつもは陶器のように白い肌が紅く染まっているのを見れる刀が、自分の他に何振りいるだろうか。ああ、本当にこの人といると無聊がない。口元が三日月を描きそうになるのをぐっと堪え、変わらず彼女を見据え。)
【朧】
んーん、髭切にあげる。これで寂しくないね。
( 彼の言葉を聞くと、江戸を思わせる瞳を不思議そうに瞬かせる。やけちゃう。口内で復唱するも、どうにも腑に落ちない。やおら肩に掛けられた彼の大きな上着の襟が首元を擽り、肩を竦めてより深く彼の内番着を着込む。体格差があってやっと安定する着方に、彼の器用さをしかと感じた。ふわりと鼻を掠める彼の匂いに思わず口元も縺れた疑問の糸も絆され、どうでもよくなってしまった。まるで稚児にでも語り掛けるような口調と共に、人の身を得て数年の愛刀の頬を宥めるように撫でる。__さて、そろそろ着替えなければ。と、その前に肩に羽織った彼の内番着を返そうと思ったが、肌寒いのとはまた別に、何となく躊躇われる。…まあ、すぐ着替えるのだからもう暫しの間は拝借していてもいいだろうと結論付けると、ふと先程の縺れた糸が解けるのを感じた。彼の横を通る際に身を翻し、「恋煩いでもあるまいし、着るまで傾倒してないよ。」さらりとそう伝え、自室へと爪先を向けようと。)
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