>綾愛 ……そうだといいなぁ。 (相手の笑みを見ると少しだけ複雑な事情ですら、いつかは父と祖父の蟠りもなくなるかもしれないという安心や希望に変わり、小さく頷いて穏やかに微笑み。お土産を職場の人へ渡すとなれば、とお土産の飾られた場所を一周し「あった、あった。それならこれとかいいんじゃない?結構これおいしいんだ。この町の小さなお菓子屋なんだけど。」と長年町で愛されてきた名物クッキーの箱を指差し)