魔都の宵闇で踊るは誰か【ダーク】

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──困るよぉお客さん、うちの子に手を上げたりし・た・ら。いいよ、君達で発散しておいで。それじゃ、お客さん…再见。(情報収集も兼ねてはいたものの、息抜きにタテハマを護衛と共に人間に見付からずに器用に闊歩してみせる野良猫のように一般人が先ず通らない路地裏をすいすいと通り抜けて行って。漸く自身の拠点に辿り着けば、普段から呼び込み等で騒がしいのは騒がしいのだが、それとは違う怒号混じりの声には思わず鉄扇を口に当ててきょとんとしたように瞬きをしてから、喧騒の中心へ赴けば自然と野次馬も道を開けていき、目に入ったのは嫌がる娼婦の手を掴んで何処かへ連れていこうとでも言うのか執拗に聞くに耐えない言葉と共に娼婦を平手打ったのを見てしまえば二人の間にひょこりと入り込み、当然邪魔をする此方に怒りを向ける男に対して、怒る事で意識疎かになっている足を容易く払って転ばせて、一目で分かるほどその作られた笑顔を男に近付けては、すぐに姿勢を正して掴まれていた娼婦と近くにいた娼婦に視線を送ると、先程まで弱々しく甘ったるい雰囲気を醸し出していたのが蝋燭の火の如く消え去り、目付きは最早娼婦のそれではなく、今度は二人の娼婦が男を掴んでずるずると何処かへ引き摺って行くのを爽やかな笑顔で手を振って見送り)


(/主様、参加許可有難う御座います。絡みに行くか迷いましたが一旦all文で失礼します！皆様宜しくお願い致します！)