匿名さん 2018-08-03 00:08:59 |
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………。
(相手次第の計画。彼女に人の心があればセーフ、なければ頭が破裂して終わり。なかった場合の光景を想像して口に手を当てれば、指示通りに数歩あけて道を辿って行く。抵抗の意思が二人にないと感じたのか、ルーシーは銃口を降ろし静かに此方を見据えている。炎が辺りを取り囲むものの、不思議と何かに隔てられているかの様に此方へ直接襲い掛かってくる事はない。蹄の音が止まり、音の主が木々の間から此方を見据えている。その形は現実にも存在する馬の形、しかし毛並みは蒼ざめており黒い蹄には赤い何かが絵の具の様にべったりと付いている。想像したくないが、動物達があの蹄に巻き込まれたのだろう。蒼色の毛は塗り潰された様に赤い炎からただ浮いており、恐怖と存在感を増長させる。暫くすると馬は踵を返し、また蹄の音と共に駆けていった。炎も弱まっていき、熱と共に君達は恐怖から解放される。あの馬は見境なく生物を狙い、現れては蹄で踏み潰しているのだろうか。疑問が口に出る事も無ければ答える訳でもない。警戒する様にルーシーと距離を取れば、愛想の良い口調でフレンドリーに話しかけて来て。『案内役の猫には会いました?会ってないのなら私がこのワンダーランドの案内を…』 ワンダーランド。教団内でさ神が住む楽園にして、世界の破滅が訪れた際に行くことができる永遠の理想郷として謳われていた。ここまで来れば確実だろう。事件の裏には例の教団が関わっている。その教祖は目の前に佇み、被っている帽子のつばを弄んでいるのだが。ショットガンを降ろしたものの、手放す気配はなく此方が行動を起こせば交戦する気なのだろう。嫌悪感の満ちた瞳で見上げながら背中に隠れ、姿を見せようとしない少年は小声で意思を伝え。)
話したいらしいぞ、何か話してやればいい。僕は絶対に勘弁だがな。
(/お伝えしてくださりありがとうございます。また急用などありましたら構わずそちらを優先してくださって構いません。此方こそ、至らない点など多々あると思いますがよろしくお願いしていただければと思います。(蹴可)
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